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クラウド/モバイルの実践期にすべきこととは?
「IBM Impact 2013」が7月18日開催

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 Java EE環境を中心に、エンタープライズ・サービス・バス(ESB)やビジネス・プロセス管理(BPM)のミドルウェア製品群を加え、最新の仮想化/クラウド環境に対応した包括的なWebアプリケーション基盤を提供する「IBM WebSphere」。そのユーザー向けのカンファレンス「Impact 2013」が、7月18日(木)に品川プリンスホテルで開催される。

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ライブ中継決定

 今年も一部の講演がWebでライブ中継されます。当日、現地への参加が難しい方はこちらもぜひご検討ください。放映対象は基調講演(A-1)と午後Aトラックを予定。事前申込制で、日本アイ・ビー・エムのサイトからご登録いただけます。

 

テクノロジーがビジネスを牽引

 今年掲げるテーマは「ビジネスが動く。新たなプラットフォームが動かす。」。先だって米国で開催された際のテーマ「Business. In Motion」を少しかみ砕いた表現になっている。

 昨年辺りから、クラウドやモバイルといったコンピューティング形態が業界の予想以上に普及し、世界的に本格的な実践フェーズに突入してきた。成功事例も多く出始めてきており、これらのビジネス活用が各社が生き残る上で急務になってきている。ビッグデータやソーシャルといったトレンドへの関心も高い。

 一方で、システム・アーキテクチャーやビジネス・プロセスがこれまで以上に複雑化するため、柔軟性に優れたアプリケーション基盤の必要性が増す。

 このように、テクノロジーがビジネスを牽引しつつある背景をもとに、「現在企業には何が起こっていて、技術的にどう解決していけばよいのか」を提案したいという主旨が今回のテーマに込められている。

今後のシステム基盤に求められる考え方、実践原則

 午前中の基調講演では、日本アイ・ビー・エム株式会社 WebSphere事業部 事業部長の三戸 篤氏が、2時間のショーの進行役として登壇。3つの注力分野ごとにゲスト企業を招き、同社が次に考えるべきこととして掲げる「既存資産と新テクノロジーとのバランスを取りながらイノベーションと最適化を実現するためのシステム基盤」に求められる考え方、実践原則を紹介する。ビジネス・プロセスは東京海上日動システムズ株式会社、クラウド/PureApplicationはパイオニア株式会社の登壇を予定している。

 また、もう一つの目玉セッションとして、「モバイル・クラウドとの付き合い方」に関するパネルディスカッション(A-5)も見逃せない。モデレーターのIT Leaders編集長 田口氏がゲスト企業に深く切り込み、本音を引き出しながら今後のヒントを探る。

5つのテーマで現実解を紹介

 午後は大きく5つのカテゴリー「テクノロジーの動向」「モバイル」「クラウドとアプリケーション基盤」「システム間連携」「ビジネス・プロセス」で、計26セッションが講演される。

 今回は、昨年立ちあがった新製品を受けて、今後それらをどう活用していくのかという実践的な内容が多い。各カテゴリーについて、概要と見どころを紹介する。

テクノロジーの動向

 モバイル、クラウド時代に突入し、大きな転換期を迎えたIT基盤。米国のImpactで紹介された最新事例、最新技術の紹介を中心に、最新トレンドとIBMが提案する先端テクノロジーを紹介する。

 特に注目なのが「Internet of Things」(A-3)。個々のデバイスがインターネットに接続することで、膨大な情報が利用可能になる一方で、そのデータをいかに既存システムと連携し、ビジネスに活用していくかがポイントになってきている。そのための現実解を紹介する。

 IBM Fellowのジェイソン・マギー氏が紹介する、パターンテクノロジーを使ったメンテナンス効率の高い汎用的な垂直統合型のシステム「PureApplication」の最新動向も見どころの一つ(A-1)。

  • A-1 IBM最高技術責任者が語るPureApplication System最新動向
  • A-2 モバイルにより引き起こされるインフラの変革 ~ IBMのビジョンと戦略~
  • A-3 “Internet of Things”~モノとモノが繋がる インターネットで広がる “Connected Life”~
  • A-4 次世代のBPM ~ 業務効率向上からインテリジェントなビジネス・オペレーションを提供するプロセスへ~
  • A-5 特別講演[パネルディスカッション]:モバイル・クラウドとの付き合い方

モバイル

 モバイルのビジネス利用が進み、モバイル・アプリケーション基盤(MEAP)の重要性が増している。安心安全に効率的な開発と実行が可能な技術「IBM Worklight」の最新版を紹介するとともに、継続的なモバイル・ビジネスの実現方法を具体的な事例を通じて示す(B-4)。

 また、IBMが掲げるモバイルファースト戦略の日本展開について、具体的な内容が紹介される予定。

 WebSphereサービス部門の技術理事であり、モバイルとアプリケーション基盤のCTOでもあるローランド・バルシア氏による、数々のモバイルプロジェクトを手掛けて得られた成功のベストプラクティス、失敗のポイントも参考になるだろう(B-3)。

  • B-1 ロッテカードにみるハイブリッド・モバイル・アプリケーションの成功事例
  • B-2 開発のやり方、今のままで大丈夫? ~ビジネス変革を支えるモバイル開発環境のあり方~
  • B-3 モバイル・ソリューションの構築と展開におけるベストプラクティス
  • B-4 MEAP活用のポイントとWorklight6.0最新アップデートのご紹介
モバイル・アプリケーション基盤(MEAP)の必要性
モバイル・アプリケーション基盤(MEAP)の必要性

クラウドとアプリケーション基盤

 昨年発表されたサーバ、ストレージ、ネットワークを一体化した垂直統合システム「IBM PureSystems」や、国内で15年の実績を誇る「WebSphere Application Server」(WAS)を中心とした、クラウドとアプリケーション基盤の新たな価値と最新テクノロジーを紹介する。

 WASについては、軽量かつ高速起動が可能なランタイム「Liberty Profile」の最新情報、ビジネス活用のヒントが示される(E-3)

 また昨年同様、ライトニングトーク枠が最後に用意されており、IBMのギークがモバイルやクラウドに関する知見をシェアする技術者必見のセッションとなっている(E-5)。

  • C-1 低レイテンシービジネスに求められる技術と、実装工程における課題を検証する
  • C-2 PureApplication活用のポイント ~ 事例から学ぶ有効活用のTips~
  • C-3 パターンでハイブリッド・クラウドを乗りこなす ~ 新しい時代のシステム構築~
  • C-4 PureApplication Systemで実現するエンタープライズ・クラウド ~そのテクノロジーを紐解く~
  • E-3 ついにLibertyプロファイルがビジネスのステージへ ~WAS V8.5.5登場~
  • E-4 こんなにできるJava EE ! ~WASで簡単ミッション・クリティカル・システムの実現~
  • E-5 今年もやりますLightning Talks ~WASからMobileからCloudまでなんでもあり~

システム間連携

 「モノのインターネット(Internet of Things)」に代表されるように、身のまわりのあらゆるデバイスが連携し、いわゆる「第3のプラットフォーム」が実現可能なフェーズに来ている。新たな連携にも対応できる柔軟な基盤の実践例から最新テクノロジーを紹介する。

 Salesforceなど既存のパッケージとも連携可能なオープンシステムを実現する「Cast Iron」を始めとする技術やソリューションを紹介。新製品や新アプライアンスサーバの発表も予定されている。

  • D-1 システム連携基盤の今!これから! ~ 技術トレンドとIBM製品群の最新動向~
  • D-2 WebSphere製品活用事例
  • D-3 WebSphereではじめるシステム間連携
  • D-4 DataPowerアプライアンスによるゲートウェイ構築への道 ~そのチャレンジと応用~
システム連携をサポートする「Cast Iron」
システム連携をサポートする「Cast Iron」

ビジネス・プロセス

 変化の激しい市場に対応するため、柔軟なビジネス・プロセスは不可欠。数々の事例から成功の秘訣、失敗のポイントなどを紹介するとともに、よりスマートなビジネス・プロセスの方向性を提示する。

  • E-1 イベントとルールとモバイルが拓くビジネス・プロセスの展望 ~ 海外先進BPM事例 トレンド解説~
  • E-2 実践!BPMプロジェクトの進め方のツボ
  • F-1 実践!BPMを活用した、グローバルサプライチェーンプロセス改善!
  • F-2 ホーマックの基幹情報システム再構築におけるSOA/BPM技術適用事例
  • F-3 硬直化したITシステムからのイノベーション ~BPM、ルール管理を活用した守りのITから攻めのITへの変革事例~
  • F-4 よりスマートな業務を実現する最先端BPMソリューション

 

 このように「Impact 2013」では、時代に求められるシステム基盤の最新動向や、実践手法がふんだんに紹介される。ぜひこれらの潮流を会場で肌で感じ、今後のビジネス展開の糧にしてもらいたい。

 

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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

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