エクセルソフトは、C#を使って、iOS、Android、Mac OSで動作するネイティブアプリケーションを開発可能なモバイルクロスプラットフォーム開発環境「Xamarin」を、4日に発売した。
ネイティブなユーザーインターフェースとパフォーマンスを備えたアプリケーションの開発に対応しており、プラットフォーム間でビジネスロジックや、データアクセスなどのC#コードを共有できる。
また、AppleとGoogleの最新のAPIに常に対応し、Visual Studioと統合することで、iOS、Android、Windowsアプリケーションの開発環境をVisual Studioで統一することを可能にしている。
ほかにも、コード自動補完(オートコンプリート)でコードを入力するとAPIの候補を表示する機能や、Android Designerを使用した、シンプルなドラッグ&ドロップでAndroid向けのUIを作成する機能、iOS DesignerまたはXcode 4のパワフルなUIデザイナーで、iOS向けのUIを作成する機能を搭載する。
動作環境は、「Xamarin.Android」がAndroid SDKで、Visual Studioとの統合の場合、Visual Studio 2010とVisual Studio 2012のExpress 以外のエディションに対応する。
「Xamarin.iOS」はiOS SDKで動作し、Visual Studioとの統合の場合、Visual Studio 2010とVisual Studio 2012のExpress 以外のエディションに対応する。iOS向けのビルドには、最新のiOS SDKが動作する環境が必要(現時点ではiOS 6、OS X 10.7.4以降が起動するインテルベースのMac)。
「Xamarin.Mac」は、OS X 10.7(Lion)またはそれ以降で動作し、Xcode IDEが必要。
「Xamarin.Android」「Xamarin.iOS」「Xamarin.Mac」それぞれ、「Business」と「Enterprise」の2種類のエディションを用意している。1ライセンスあたりの価格は、「Business」エディションが134190円、「Enterprise」エディションが255150円。いずれも英語版で、年間サブスクリプションが付属する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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