前回のおさらい
コードの解説の前に、前回のおさらいをしておきましょう。Scaffoldingとは、データモデルとなるクラスをもとにCRUDを行う画面の「足場」となるコードを生成する機能でした(図1)。そして、データモデルとしてLocationクラスを作成し、このクラスを使ってCRUD画面を生成し、動作を確認したところまでが、前回の内容でした。
では、Scaffoldingによって生成されたものを、順に説明していきましょう。
2013年11月13日に「Visual Studio 2012 Update 4」がリリースされました。
筆者の環境で試したところ、このUpdate 4を適用するとScaffoldingのプレリリース版が動作しなくなってしまいました。記事を元に実際にScaffoldingを試す場合、Update 4を適用せずに行うようにしてください。
生成されたテーブル
まず、生成されたテーブルがどのようになっているか見てみましょう。前回も述べましたが、データモデルクラス名を複数形にしたものが、テーブル名です。従って、「Location」クラスからは「Locations」テーブルが生成されます(図2)。
また、IdフィールドはId列として主キーになります。図中のId列に鍵マークがついていることが確認できます。さらに、string型のフィールドはnvarchar(MAX)型の列として生成されます(*1)。