チケット管理
チケットの作り方・状態変更の方法は3つの開発プロセス(Microsoft Visual Studio Scrum 2013、MSF for Agile Software Development 2013、MSF for CMMI Process Improvement 2013)のどれを採用しても同じです。
(1)メインのチケットとタスク
採用した開発プロセスに応じてバックログ、ストーリー、要求と名称が異なりますが、これら3種のチケットとFeatureチケットが開発時のメインのチケットです。これらメインのチケットを実作業レベルまで細分化した作業用のチケットを、タスクチケットと呼びます。タスクチケットは、メインのチケットを親として複数作成することができます。
では、メインのチケット作成からタスクチケットの作成までの一連の作成方法をご紹介します。
まずメインのチケットを作成し、次にメインのチケットをどのスプリント(イテレーション)で解決(実装)するのか割り当てを行います。割り当てを行うと、メインのチケットにリンクしたタスクチケットを作成できます。
(2)バックログ、ストーリー、要求チケット、Featureチケットの作成
メインのチケットに限らず、すべてのチケットはTeamProjectのHome画面に表示されているWorkエリアにある「Create New」リンクをクリックすることで作成できます。
メインのチケット作成は、WORK画面から行うことも可能です。画面上部のメニューバーに表示されているWORKをクリックすると、メインのチケットを管理するWORK画面になります。画面上のNewエリアでタイトルを入力し、Addボタンをクリックするとメインのチケットが作成されます。
(3)バックログ、ストーリー、要求チケット、Featureチケットを計画に割り当て
次に、メインのチケットをスプリント(イテレーション)に割り当てます。チケットをダブルクリックして詳細ウィンドウを表示し、スプリントを設定する方法もありますが、チケットをスプリントにドラッグ&ドロップする方が簡単です。
(4)タスクチケットの作成
スプリントに割り当てたメインのチケットを作業単位に分割します(リンクしたタスクチケットを作成します)。まず、表示されている画面をいずれかのスプリントの画面に切り替えます。表示さているメインのタスクの左側の緑色の+をクリックすると、タスクの追加ウィンドウがポップアップします。
この方法でしかタスクチケットを作成できない訳ではありません。先にタスクチケットを作成し、メインのチケットにリンクすることも可能です。チケット間のリンク設定は実にさまざまなパターンが用意されていて、とても柔軟に設定することができます。
しかし、WORK画面のスプリントの一覧表示で親子関係を視覚的に見ることができるのはバックログ、ストーリー、要求、Featureチケットだけであることは残念です。
リンクの設定は、チケットの詳細ウィンドウのLINKSまたはALL LINKSから行います。