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チーム開発環境をワンストップで構築しよう
~Visual Studio Online

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(5)チケットの状態変更

 チケットのステータス変更は、基本的にはチケットをダブルクリックするとポップアップする詳細ウィンドウで変更しますが、バックログ、ストーリー、要求、Featureチケットとそれにリンクしてあるタスクチケットに限り、Task Board(かんばん)でステータスを変更できます。

 上部メニューバーでWORK画面をクリックし、画面中央部のBoardをクリックするとTask Board画面に切り替わります。

かんばんの表示
かんばんの表示

 画面は右から左へと行くに従い、ステータスが遷移していくことを意味します。ステータスの遷移は、チケットをドラッグ&ドロップすることで簡単に行うことができます。

ドラッグ&ドロップによるステータス変更
ドラッグ&ドロップによるステータス変更

 ステータス名やステータス数は自由にカスタマイズすることができます。Task Board画面でCustomize columnsリンクをクリックします。

ステータス列のカスタマイズ
ステータス列のカスタマイズ

 ステータスカスタマイズ用のウィンドウがポップアップします。この画面でステータス名、ステータス数などが設定可能です。

ステータスカスタマイズ用のウィンドウ
ステータスカスタマイズ用のウィンドウ

 このカスタマイズは、あくまでもTask Board画面の表示上の変更です。各チケットの詳細ウィンドウのStateに表示されるステータス値まで変更されるわけではないため、注意が必要です。

Visual Studio Online のライセンス種類と料金

 ライセンス種類と料金について箇条書き+表にまとめてみました。Visual Studio Onlineはプレビューなので、あくまでも現段階(2014年年初)のものであることにご注意ください。

  • Visual Studio Onlineライセンスは、TeamProjectを作成するメンバーだけが保有していれば良い。他メンバーはMicrosoftアカウントを持つ必要があるが、Visul Stduio Onlineのライセンスは不要。
  • ライセンスはBasic、Professional、Advancedの3種類。ライセンス別に使用可能な機能の違いがある。詳細についてはこちらを参照。
  • 次のMSDNライセンスを持つ場合、Advancedライセンスと同等の機能を使用可能。
    • Visual Studio Ultimate with MSDN
    • Visual Studio Premium with MSDN
    • Visual Studio Test Professional with MSDN
    • MSDN Platforms
    • Microsoft BizSpark
  • Visual Studio Professional with MSDNはBasicライセンスと同等。
  • 基本的にメンバーを追加するごとに料金がかかる(Basicライセンスだけはメンバー5名まで追加無料)。追加できるメンバー数に上限が存在するライセンスがある(Professionalライセンス)。
  • ただし、追加メンバーが次のMSDNライセンスを保有している場合は料金は発生しない。
    • Visual Studio Professional with MSDN
    • Visual Studio Test Professional with MSDN
    • MSDN Platforms
    • Visual Studio Premium with MSDN
    • Visual Studio Ultimate with MSDN
  • ProfessionalライセンスはVisual Studio Professional IDEの毎月のサブスクリプションを含む。そのためか、Basicライセンスのようにメンバー5名追加までは無料、という特典はない。
  • ライセンスと追加メンバー上限数・メンバー追加時料金は次のとおり。ただし、これは現在Visual Stuido OnlineがPreviewリリースによるため正規の半額料金。
ライセンス別追加メンバー上限数・メンバー追加時料金
  BASIC PROFESSIONAL ADVANCED
ユーザー数上限 無制限 10 無制限
料金 5ユーザーまで無料、追加ユーザーは1,020円/月 2,295円/月 3,060円/月

 ビルド時の料金はライセンス問わず1か月60分までは無料。60分を超えた場合の料金は2.55円/分。

 なお、Visual Studio Onlineは全世界で利用できますが、顧客データは現在米国中北部リージョンでホストされています。

まとめ

 本稿では、ワンストップでチーム開発環境の構築が可能なVisual Studio Onlineについてご紹介しました。チケット管理だけでも、リポジトリ管理だけでも使用することができ、開発プロセスに応じた使用も可能でとても柔軟なシステムであることが分かります。ぜひこの機会にBasicライセンスを取得し、試しに使用してみてください。きっとその使いやすさに驚くことでしょう。

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト 上坂 貴志(株式会社ネクストスケープ)(ウエサカ タカシ)

WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS Twitter: @yyamada(公式)、@yyamada/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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https://codezine.jp/article/detail/7582 2014/06/30 15:36

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