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Dropbox、GitHubからWindows Azure Webサイトにデプロイしてみる

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2014/03/28 14:00

 Windows Azure Webサイト(以降、Webサイト)では、オンラインストレージのDropboxや、リポジトリ管理WebサービスであるGitHubからのデプロイなど多様な連携をサポートしています。本稿では、これらを利用した連携方法について解説します。

目次

対象読者

 今回の対象読者は下記のとおりです。

  • クラウドサービスに興味のある方
  • Windows Azureに関する基本的な知識

必要な環境

  • Windows Azureサブスクリプション
  • Dropbox、GitHubアカウント

Windows Azure Webサイトとは

 Windows Azureとはマイクロソフト社が提供するクラウドサービスで、多様なサービスが提供されています。中でもWebサイトは、Webアプリのホスティングに特化し簡単な操作でサービスを利用できることが特徴です。

 Webサイトには、無料、共有、標準の3つのプランが用意されており、制限付きながら無料でWebサイトを公開することもできます。プラン別の詳細は下表を参照してください。

表:Webサイトのプラン別機能
機能/プラン 無料 共有 標準
CPU 共有 共有 占有
カスタムドメイン 利用不可 利用可能 利用可能
カスタムドメインSSL 利用不可 利用不可 利用可能(別料金)
スケールアウト 利用不可 6インスタンスまで 10インスタンスまで
容量 1GB 1GB 10GB
データ転送 165MB/日 標準料金適用 標準料金適用
ステージングの利用 利用不可 利用不可 利用可能
備考 CPU制限あり(60分) CPU制限あり(240分) インスタンスサイズ選択可能

 さてWebサイトでは、ASP.NETアプリをはじめ、PHP、Node.jsおよびPythonなどの多くの開発環境をサポートしていますが、中でも注目すべきは、Webサービスとの多様な連携方法です。WebサイトではWebサービスからの多様なデプロイ(*1)方法が用意されています。Visual StudioやWebMatrixからの直接発行はもちろん、FTP/Git/Dropbox/GitHub/Visual Studio Online/Bitbucket/CodePlexなど多くの連携方法が網羅されています。

*1

 配置、配備とも言いますが、コンテンツをWebサイトへ公開する操作を言います。

 下表に、連携サービスとその概要をまとめました。

表:連携方法の概要
連携サービス 概要
FTP Webサイトが提供するFTPサーバーに接続してコンテンツをデプロイ
Visual Studio
Online
旧Team Foundation Service。
Visual Studio Onlineが提供するリポジトリと連携してデプロイ
ローカルGit Webサイト自身がホストするGitリポジトリにプッシュすることでコンテンツをデプロイ
GitHub GitHubが提供するGitリポジトリと連携してコンテンツをデプロイ
Dropbox Dropboxの連携フォルダーにコンテンツを同期してコンテンツをデプロイ
Bitbucket Bitbucketが提供するGit、Mercurialリポジトリと連携してコンテンツをデプロイ
CodePlex MSが提供するCodePlex(OSSをホストするWebサイト)と連携してコンテンツをデプロイ
外部リポジトリ 任意のGit、Mercurialリポジトリと連携してデプロイ。
ただし、インターネット上からアクセス可能な場所に公開されている必要がある

 お気づきかと思いますが、ざっくりと分類すれば、ソフトウェア開発者向けのリポジトリサービス(Visual Studio Online/GitHub/Bitbucket/CodePlex)との連携と、それ以外(FTP/Dropbox)に分けることができます。

 連携するリポジトリWebサービスは、使い慣れた物や利用目的にあったものを選択すればよいでしょう。例えばGitならばGitHubだけでなくVisual Studio OnlineやBitbucketでもサポートされており、どれを選択してもその部分に差異はありません。一方、FTPやDropboxではカジュアルに利用でき、非開発者をターゲットにしている側面があります。

 以上のことから、本稿では代表的な利用例として、GitHubとDropboxの2つについて取り上げることにします。

Windows Azure無料評価版を利用する

 さて、Windows AzureでWebサイトを利用するために、1か月の無料評価版が利用できます。すべての機能を利用でき、なおかつ約20,500円分までの課金分が無償で利用できます。

 Windows Azureサブスクリプションを契約するには、マイクロソフトアカウント(旧Live ID)が必要です。お持ちでない場合は、「Microsoftアカウント登録手続き」からアカウントを作成してください。

 マイクロソフトアカウントを取得した後に、「Windows Azureサブスクリプション申し込みStep by Step」を参考に、サブスクリプションを申し込んでください。特に課金枠を外す操作をしなければ、無償枠をオーバーして課金されることもないため、心配することはないでしょう。

Webサイトを作成する

 Webサイトの作成は、管理ポータルからほんの数クリックの操作と数十秒の時間で作成できます。作成については、以前の「Windows Azure Webサイトで利用するNode.js」のWebサイト作成部分を参考にしてください。


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著者プロフィール

  • WINGSプロジェクト statemachine(statemachine)

    <WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂...

  • 山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

    静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for ASP/ASP.NET。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。 主な著書に「入門シリーズ(サーバサイドAjax/XMLD...

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