[3]新規プロジェクトの作成
Visual Studioを起動して、メニューバーから[FILE]->[New]->[Project]を選択します。[New Project]画面の左ペインから、[Installed]->[Visual C#]->[Web]を選択し、右ペインに表示された[ASP.NET Web Application]をクリックします。以下の項目を入力し、[OK]ボタンを押下します。
- [Name]欄:任意の名前を設定
- [Location]欄:任意のパスを設定
- [Solution name]欄:任意の名前を設定
図8のように[New ASP.NET Project]画面から、[Change Authentication]ボタンを押下すると、[Change Authentication]画面が表示されるので、[Organizational Accounts]ラジオボタンを選択すると、右ペインが図9の通り表示されるので、以下の項目を入力し、[OK]ボタンを押下します。
- [Name]欄:認証対象を設定。今回は[Cloud - Single Organization]を選択する
- [Domain]欄:手順1で作成したドメイン名を設定
- [Access Level]欄:ディレクトリサービスへの操作レベルを指定。今回は[Single Sign On]を選択する
入力が完了すると、ディレクトリサービスへのサインイン画面が表示されるので、手順2で作成したディレクトリに対する管理者のIDと一時パスワードを入力します。
サインインが成功すると、図11のように[パスワードの変更]画面が表示されるので、任意のパスワードを設定してください。
管理者に対する新規パスワード設定が完了すると、[Chage Authentication]画面に戻るので[OK]ボタンを押下、[New ASP.NET Project]画面に戻り、再度[OK]ボタンを押下します。
[4]アカウント情報の保存先の変更
プロジェクトが作成されたら、プロジェクト内から[Web.config]を開きます。既定の設定では、SQL Server Express LocalDBへユーザ情報を格納する設定になっていますので、これをリスト1のようにWindows Azure SQL Databaseの設定に変更します。
<configuration> <connectionStrings> <add name="DefaultConnection" connectionString="Data Source=tcp:<サーバ名>.database.windows.net,1433;Initial Catalog=<データベース名>;Integrated Security=False; User Id=<ユーザ名>@<サーバ名>;Password=<パスワード>;Encrypt=True;TrustServerCertificate=False;MultipleActiveResultSets=True" providerName="System.Data.SqlClient" /> </connectionStrings> </configuration>