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Windows Azure Active Directoryことはじめ

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サンプル3 ソーシャルアプリケーションへのSSO

 以下では、ディレクトリサービスを用いてソーシャルアプリケーション(Facebook)へのSSO設定をご紹介します。

前提条件

  1. WA ADにて、ディレクトリが作成済みであること
  2. WA ADにて、ユーザが作成済みであること

 今回は、2つめのサンプルで作成したディレクトリサービス、ユーザを利用します。

手順

[1]SSOで連携するアプリケーションの追加

 Windows Azure管理ポータルから、[ACTIVE DIRECTORY]->[(ディレクトリ名)]->[アプリケーション]->[追加]ボタンをを押下します。図29のように、[実行する作業を選択してください。]画面が表示されるので、自身で開発したアプリケーションを登録する場合には、[組織で開発中のアプリケーションを追加]を選択、ソーシャルアプリケーションなどのような他社のアプリケーションと連携する場合には、[組織で使用するアプリケーションを追加]を選択します。今回はFacebookとの連携を行うため、[組織で使用するアプリケーションを追加]を選択してください。

図29:ユーザの新規作成
図29:ユーザの新規作成

 次に、図30のように[組織で使用するアプリケーションを追加]画面で、検索ボックス、または[ソーシャル]カテゴリからFacebookを選択します。

図30:連携するアプリケーションの選択
図30:連携するアプリケーションの選択

[2]SSOで連携するアプリケーションへのユーザの割り当て

 アプリケーションの追加作業が成功すると、ディレクトリサービスのアプリケーション一覧内にFacebookが追加されます。次にこのアプリケーションを利用するユーザを割り当てます。図31のように[Facebook]->[2 ユーザーをFacebookに割り当てる]->[ユーザーの割り当て]ボタンを押下します。

図31:Facebookと連携させるユーザの割り当て
図31:Facebookと連携させるユーザの割り当て

 ディレクトリサービスに登録されているユーザの一覧から、割り当てるユーザを選択し、[割り当て]ボタンを押下します。[ユーザーの割り当て]画面にて、[ユーザーの代わりにFacebook資格情報を入力する]にチェックを入れます。

図32:ユーザ一覧から割り当てるユーザを選択する
図32:ユーザ一覧から割り当てるユーザを選択する

 以下の項目が表示されるので、適当な値を入力し、[チェック]ボタンを押下します。割り当てが完了すると、図34のように表示されます。

  • [電子メールアドレス]欄:Facecookのログイン時に利用するメールアドレスを設定
  • [パスワード]欄:Facecookのログイン時に利用するパスワードを設定
図33:Facebookへのログイン資格情報を入力する
図33:Facebookへのログイン資格情報を入力する
図34:ユーザへの割り当て完了画面
図34:ユーザへの割り当て完了画面

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補足

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト 安東 沙織(アンドウ サオリ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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