アドバンスソフトウェアは、帳票ツール独自のデザイナ機能を新たに覚える必要がなく、Excelで帳票レイアウトを作成できる帳票生成支援コンポーネント「VB-Report 8」を、27日に発売した。税込価格は、1開発ライセンスが89250円(本体価格85000円)、サーバライセンスが210000円(本体価格200000円)。
データの差し込みや出力などのプログラミングは開発者が行い、帳票レイアウトをエンドユーザーが作成する、ハイブリッドな帳票開発を実現しており、エンドユーザーが後から帳票レイアウトを変更できるので、メンテナンスコストの大幅な削減を可能にする。
Excelで作成した帳票レイアウトにVB.NETやC#のプログラム上からデータを流し込んで帳票の作成を行う。ファイル形式は、xlsx形式とxls形式の両方に対応し、作成した帳票は付属のビューアコントロールでプレビュー/印刷、およびPDF出力できる。今回、コンポーネントが100%マネージコードで実装し直され、32bit、64bitのプラットフォームの差異を意識する必要がなくなった。
Excelがインストールされている環境なら、より多彩な帳票を作成可能で、作成した帳票のExcelファイル形式での保存にも対応している。
さらに、新機能として帳票のヘッダ部、明細部、フッタ部をセクション単位で管理できる「セクションレポート機能」を搭載し、複雑な連続帳票の簡単な作成を実現する。付属のセルデザイナを使えば、データを設定するセルの位置や、データベースの各フィールドとのバインドを、直感的なUI操作によって可能にしており、よりシンプルなコードで帳票出力できる。
このほか、ASP.NET対応のWebコンポーネントで作成した帳票をHTMLに展開可能な、Web用ビューアコントロールを新たに追加しているので、デスクトップPCだけでなく、タブレット端末やスマートフォン上でも出力でき、多様化する帳票開発にフレキシブルに対応する。
対応OSは、Windows 8.1/8/7(SP1以降)/Vista(SP2以降)、Windows Server 2012 R2/2012/2008 R2(SP1以降)/2008(SP2以降)。開発環境はVisual Studio 2013/2012/2010/2008(SP1以降)、フレームワークは.NET Framework 3.5(SP1以降)、Excelは2013/2010/2007/2003に対応している。
【関連リンク】
・アドバンスソフトウェア
・「VB-Report 8」
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です