AWKで一番の得意ワザ! シェルで文字列を自在に扱うための文字列関数
► 「シェル芸」に効く AWK処方箋 第4回 (月刊『USP MAGAZINE 2014 July (Vol.15)』より転載)
AWKの最も得意とするものは文字列処理だと言われています。従来、Unix上で文字列を処理する一般的な方法は、sed(編注1)をはじめ、非常に特化した文法を有するプログラムで処理することでした。しかし、AWKの登場により汎用的でC言語ライクな、人が理解しやすい記述を行えるようになり、文字列処理の生産性が向上しました。今回はその文字列処理について説明します。また、AWKの生みの親の一人であるBrian Kernighan大先生からも提案された、ある変更についてお知らせします。
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斉藤 博文(サイトウヒロフミ)
最初にAWKと出会ってから○十年、AWKの魅力に取りつかれ、勢い余って「日本 GNU AWKユーザー会」を立ち上げています。会としてOSCなどのイベントにも出展しつつ、GNU AWKの開発も手伝っています。「USP友の会」では幹事役ですが、「シェル芸勉強会」にはほぼ毎回参加して一緒に勉強しています。
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