IBMが総力を挙げて普及を目指すPaaS「Bluemix」とは
Bluemix Challengeは、IBMが6月30日に正式リリースをしたPaaSサービス「Bluemix」を利用して開発したアプリケーションを一般から募集し、そのアイデアや実装に用いた技術などを競うコンテスト。アプリケーションの実装を容易にするPaaSの利用が前提とあって、審査基準もプログラミングテクニック以上に、実装したサービスの実用性や独自性などを重視。また、バージョン管理サービス「GitHub」や、Webブラウザ上で動作する統合開発環境サービス「IBM DevOps Service」といったツールの使いこなしも、評価の対象となっていた。
もちろん、Bluemixが提供する各種サービスを生かしていることも、コンテストの重要な審査ポイントである。9月24日現在、Bluemixが提供するサービスは62個。データベース(CloudantやSQL Database、MongoDB他)やデータキャッシュ、メッセージングなどのミドルウェアから、Node.jsやRuby on Rails、Liberty for Javaといったアプリケーションランタイム、モバイル/IoT向け機能、DevOps向け機能、さらに「Boilerplate」と呼ばれるアプリケーションの雛形までがサービスとして提供されている。サービスは、Dashboardと呼ばれる管理画面で選択するだけで利用可能だ。