検索:ポータル管理、多言語サポート
Azure検索でかなり多くのリクエストがあった機能を発表させて頂くことになりました。Azure検索は、検索サービスを管理、チューニング、スケール調整するのに付随する典型的な複雑さに対処することなく、Webおよびモバイルアプリケーションに検索機能を構築するために必要なすべての機能を開発者に提供します。
Azureポータルの機能強化
開発者が迅速かつ簡単にサービスを設定および管理できるようにすることが、Azure管理ポータルの主要な目標です。今回のリリースで、さらに簡単にAzure検索が開始でき、コードの記述が少なくなるよう、ポータルのAzure検索サポートに新機能をいくつか追加しました。
例えば、新しいインデックスを簡単に作成できるようになりました。検索インデックスに名前を付け、フィールドをすべて設定し、それぞれにプロパティを割り当てることを、すべてコードを記述することなくポータルで行えます。
インデックスを作成すると、ドキュメント数やストレージサイズなどの使用状況を確認することもできます。以下のように、このインデックスに関連付けられたフィールドをすべて見ることができます。
インデックスチューニングは、ポータルのユーザーインターフェイスでサポートされている拡張機能の1つです。関連項目を押し上げることにより、より良い検索結果が得られるだけでなく、ビジネス目標を達成することにもつながります。例えば、製品インデックスを検索している場合、結果が製品の説明で見つかったドキュメントよりも、製品名で見つかったドキュメントを押し上げられる方がいいと思います。また高評価な製品やマージンの大きい製品を押し上げてくれるスコアリング機能を使用したいかと思います。
インデックスのチューニングタスクは、以前はAPIを介してのみ利用可能でした。今後はAzureプレビューポータルを使用して、スコアリングプロファイルを作成および変更し、1行もコードを記述することなく検索クエリの結果を瞬時に調整できます。
27言語間の多言語サポート
今回のリリースで、Azure検索は27言語をサポートします。Azure検索は、これにより各言語が期待どおりに動作するよう単語の切れ目やテキストの正規化を有効にし、言語固有の特性に適応できるようになりました。この拡張機能の一部には、関連言語で語幹処理したり、語幹に向けて言葉を減らしたりするサポートが含まれています。例えば、"runs"という単語を検索すると、"run"や"running"となっているドキュメントも見つけることが出来ます。
インデックスを作成するとき、複数言語からのコンテンツを含むように選択できるので、検索およびその結果はユーザーが選択した言語に基づいて行えます。詳細については、言語サポートページをご確認ください。今後、追加言語を含めるよう多言語サポートを強化していきます。
API機能
最後になりましたが、Azure検索管理 REST APIを新たに導入し、新しいサービスの作成や、追加ストレージおよびクエリのより高い毎秒レートを可能にするサービスのスケール調整など、一般的な管理タスクを実行できるようになりました。この使用例は、CodePlexの管理APIでご確認頂けます。