米Neo4jは、同社が開発しているグラフデータベース「Neo4j」用のクエリ記述言語「Cypher」のオープンソース版である「openCypher」を、10月21日(現地時間)に発表した。
Cypherは、SQLからインスピレーションを得たWHEREやORDER BYといった命令や、RDF用のクエリ言語であるSPARQLを参考にしたパターンマッチング、HaskellやPythonを参考にしたセマンティック技術を備えたクエリ言語。
今回発表したopenCypherには、チュートリアルを含むCypher言語の詳細なドキュメントや、さまざまなアプリケーションでのCypherの利用を可能にする「Technology compatibility kit(TCK)」、Apache 2.0ライセンスのリファレンス実装、クリエイティブコモンズのCypher言語仕様が含まれる。
なおリファレンス実装は、Cypherの利用に必要なフル機能のスタックで、初期段階ではCypherの命令語とそれをAST(abstract syntax tree:抽象構文木)に受け渡すパーサーの提供を予定する。
【関連リンク】
・Neo4j(英語)
・openCypher(英語)
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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