MITライセンスで公開されているオープンソースのJavaScript統合開発環境Babel(旧・6to5)の開発チームは、最新版となる「Babel 6.0.0」を、6to5の最初のコミットからちょうど1年後の、10月29日(現地時間)にリリースした。
Babelは、開発の途上でES6互換言語から大きく方向を転換し、デバッガやフレームワーク、さらにはドキュメンテーションツールまで、JavaScriptによる開発に必要なさまざまなツールを取り揃えた統合開発環境。
最新の「Babel 6.0.0」では、可能な限りのモジュール化を進め、基本的にすべてのパブリックAPIを受け入れるよう変更された。なお、必要なプラグインを簡単に読み込めるようにする、プラグイン・プリセット機能も採用している。
パフォーマンス面では、バージョン5で採用したトランスフォーメーションとトラバーサル・パイプラインを引き続き採用した。さらに、最新版ではすべてのプラグインを単一のトラバーサルに格納するため、プラグインにおいてトラバーサルについて考える必要はない。
このほか、プラグインの読み込み方法を簡素化するとともに、TC39による提案のアップデートにともない、デコレータ、クラスのプロパティなどを最新のリビジョンに準拠させている。
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・Babel(英語)
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