ソラコムは4月6日に、IoT通信プラットフォーム「SORACOM」のプライベート接続サービス「SORACOM Canal」において、設定管理を行うAPIの提供を開始するとともに、「SORACOM Canal」を「SORACOM」ユーザーに対してPublic Bataサービスとして公開した。
「SORACOM」は、データ通信SIMを使用する、IoTデバイス特化型のモバイル通信サービス「SORACOM Air」、暗号化やルーティング設定などをクラウドで行うデータ転送支援サービス「SORACOM Beam」をはじめとして、IoTシステム構築に関わる6種類の通信サービスを提供している。
これらのサービスの1つである「SORACOM Canal」は、Amazon Web Servicesの仮想プライベートクラウド(Amazon VPC)にプライベート接続して、「SORACOM Air」を使用するデバイスとユーザーのシステムを閉域網接続できるサービスで、これまでは事前に利用申請を行い、ソラコム側でAmazon VPCと接続設定する必要があった。
今回、提供を開始したAPIを使えば、ユーザーによる「SORACOM Canal」用Virtual Private Gatewayの設置および操作が可能となり、自由に「SORACOM Canal」のプライベートネットワークを接続追加・削除、設定変更、および解約できる。
APIの提供開始にともない、Virtual Private Gatewayのセットアップ、設定変更にかかる費用を改定し、従来はセットアップおよび設定変更に1回あたり税別で9800円かかっていたところ、セットアップ料金は1回あたり税別980円、設定変更の費用は無料としている。
【関連リンク】
・ソラコム
・「SORACOM Canal」
・「SORACOM API リファレンス」
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