米Pivotal Softwareは、マイクロサービスでメッセージを扱えるようにするフレームワークの最新版「Spring Cloud Stream 1.0.0.RELEASE」を、5月10日(現地時間)に公開した。
Spring Cloud Streamの最終的な目標は、イベント駆動マイクロサービスを開発できる軽量なフレームワークの実現で、Spring Bootやコンポーネントモデルの組み込み、Spring integrationとの統合に対応する。
ストリーミングの開発と、従来のエンタープライズ開発をともに簡素化するために、異なるアプリ間での出版-購読型モデルを実現しており、アプリごとのスケーラブルなコンシューマグループや、宣言型パーティショニング、宣言型メッセージ変換を備えている。
「Spring Cloud Stream 1.0.0.RELEASE」には、Apache KafkaとRabbit MQとの連携を可能にするバインダが付属するほか、Gemfireとの連携にも対応する。
今後は、Kafka 0.9クライアントのサポートや、リアクティブバインダおよびリアクティブプログラミングモデルのサポート、JMSやKinesisのような新たなバインダ型の追加、スキーマにおけるレジストレーションとエボリューションのサポートなどを予定している。
【関連リンク】
・Pivotal Software
・Spring Cloud Stream(英語)
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