SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

Android Studio 2で始めるアプリ開発入門

Androidアプリでのメディア再生

Android Studio 2で始めるアプリ開発入門 第12回


  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Androidアプリを開発するにはAndroid Studioを使います。そのAndroid Studioのメジャーアップデートであるバージョン2.0が正式公開されました。本連載では、最新のAndroid Studio 2系を使い、Androidアプリ開発の基本を解説していきます。前回はインターネットに接続し、外部サービスとデータのやり取りするWeb API連携の方法を解説しました。今回は、Androidでのメディアの再生を扱います。

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

本連載の書籍化について(2018年5月追記)

 本連載は、加筆・再構成およびAndroid Studio 3対応を行い、書籍化しています。最新情報については、こちらもぜひ併せてご参照ください。

対象読者

  • Androidアプリ開発未経験な方
  • Java言語は一通り習得済みである方

サンプルプロジェクト作成

 では、今回使用するサンプルアプリを作成していきましょう。以下がプロジェクト情報です。

  • Application name: MediaSample
  • Company Domain: android.wings.websarva.com
  • Package name: com.websarva.wings.android.mediasample
  • Project location: C:\…任意のワークフォルダ…\MediaSample
  • Phone and Tablet Minimum SDK: API 15
  • Add an activity: Empty Activity
  • Activity Name: MediaControlActivity
  • Layout Name: activity_media_control

 strings.xml、activity_media_control.xmlはダウンロードサンプルのソースコードをコピーしてください。

 今回は、音声ファイルを使用します。効果音ラボというサイトの環境音のページより好きなものをダウンロードしてください。ダウンロードサンプルでは、「渓流」を使用しています。

 ダウンロードした音声ファイルをMediaSampleプロジェクトのリソースファイルとして格納します。その際、Androidのコーディング規約として、リソースファイル名には小文字とアンダーバーのみしか使えません。そこで、適当にリネームします。ダウンロードサンプルでは、「mountain-stream1.mp3」というファイル名を「mountain_stream.mp3」に変更しています。リネームが済んだファイルを、resフォルダ配下に「raw」フォルダを作成し、そこに格納してください。

図1 音声ファイルを格納したプロジェクト構成
図1 音声ファイルを格納したプロジェクト構成

 この状態で、一度アプリを起動してみてください。以下のような画面になっているはずです。

図2 起動したアプリの画面
図2 起動したアプリの画面

 ボタンが3個とスイッチ1個のシンプルな画面です。ただし、これらボタンは押せないようになっています。これは、レイアウトxmlで

android:enabled="false"

という記述があるからです。今から、再生ボタンをタップすると、先にダウンロードした音声ファイルが再生されるようにソースコードを記述していきます。その際、音声ファイルの再生準備が整うまで、ボタンが押されないようにしてあるのです。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
音声ファイルの再生

この記事は参考になりましたか?

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Android Studio 2で始めるアプリ開発入門連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

WINGSプロジェクト 齊藤 新三(サイトウ シンゾウ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook <個人紹介>WINGSプロジェクト所属のテクニカルライター。Web系製作会社のシステム部門、SI会社を経てフリーランスとして独立。屋号はSarva(サルヴァ)。HAL大阪の非常勤講師を兼務。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/9762 2018/05/23 15:37

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング