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「JetBrains IDE」が個人契約のAIツールと直接連携可能に、特定のプロバイダーに依存しないエコシステム構築を目指す

 JetBrainsは11月4日(現地時間)、同社が提供する「JetBrains AI Assistant」および「Junie」に「Bring Your Own Key(BYOK)」機能を追加する計画を発表した。

 この新機能により、ユーザーはOpenAIやAnthropicなど、個人で契約したAIプロバイダーのAPIキーを自身の「JetBrains IDE」に直接連携できるようになる。BYOKは今後、Google GeminiやAzure、AWS Bedrock、さらにはローカルでホストするAIモデルにも順次拡張予定であり、JetBrains AIのサブスクリプションなしでも利用可能となる見込みだ。

 今回の発表は、利用制限や透明性、AIプロバイダーの選択自由度に関するユーザーの要望を受けたものだ。BYOKの導入によって、同社が管理する従来の利用枠に縛られず、自身のAPIキーを使ったAIサービスの利用が可能になる。これにより、各AIプロバイダーのダッシュボードでリアルタイムに利用量やコストを確認でき、予期しない中断や制限の心配も軽減される。

 同社は今後、OpenAI APIやAgent Client Protocol、Agent2Agent(A2A)プロトコルなどの業界標準へ順次対応し、将来的にはさまざまなAIプロバイダーとロックインなしで連携できるオープンなエコシステムの構築を目指す。

 JetBrainsはこの新機能を年内に追加予定であり、今後も対応プロバイダーの拡充や構成の簡素化、フィードバックを基にした機能改善を継続して進めるとしている。

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https://codezine.jp/news/detail/22502 2025/11/06 08:00

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