GitLabは2月3日(現地時間)、日本国内におけるソフトウェア開発の現状を調査し、まとめたレポート「インテリジェントソフトウェア開発の時代:AIによって2026年以降のDevSecOpsはどのように再定義されるのか」を発表した。同レポートでは、AIによりコーディングが高速化する一方で、ツールチェーンの断片化やコンプライアンスの複雑化が新たなボトルネックとなり、生産性が低下してしまう「AIパラドックス」という現象が浮き彫りになった。
調査結果によると、国内のDevSecOps担当者は、部門間のコミュニケーション不足やチームごとに異なるツールの使用といったコラボレーション上の障壁により、週におよそ7時間の作業時間を浪費している。回答者の41%がソフトウェア開発に5つ以上のツールを使用し、35%が5つ以上のAIツールを使用していることから、ツールの氾濫がAIのメリットを十分に活かしきれない要因となっている。
エンジニアの役割についても変化が予測されている。回答者の58%は、AIによってコーディングが容易になるにつれてエンジニアの数は増えると予測しており、74%が今後5年以内にAIによって自分の職務が大きく変わると回答した。また、将来のキャリアにおいては、コード生成への活用よりも「セキュリティやコンプライアンスへのAI活用」が最も重要なスキルであると考える層が47%に達している。
AIの導入準備が進む一方で、信頼性については課題が残る。人間の確認なしで日常業務をAIに任せられると考える回答者は34%に留まり、60%が仕組みを理解せずに自然言語プロンプトで生成する「バイブコーディング」による問題を経験している。コンプライアンス管理についても、53%がAI導入により困難になったと回答する一方で、59%が2027年までにコンプライアンスがコードに組み込まれ、自動的に適用されるようになると予測している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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