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Raspberry Pi Zeroではじめよう! おうちで楽しむIoTレシピ

Raspberry PiとWindowsマシンを接続したい! あると便利なUSB-TTL変換キット「AKIT-DTR340MC」

Raspberry Pi Zeroではじめよう! おうちで楽しむIoTレシピ 第5回

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 この連載では、約650円で買えるマイコンボードRaspberry Pi Zeroを使って、ITエンジニアがIoTを学べたり、家族で楽しんだりできるIoTレシピをご紹介していきます。今回はRaspberry Pi生活を満喫する際に、あると便利なグッズを紹介します。

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  今回紹介するのは、aitendoで販売されているUSB-TTL変換キット「AKIT-DTR340MC」です。

 USB-シリアルコンバータ「CH340G」を搭載する、USB~シリアル(TTL)コンバータモジュールを作成するためのキットです。

 USB-シリアルコンバータがあることによって、ビデオ出力(HDMI)やキーボードが繋がっていない状態のRaspberry Piに対して、シリアルコンソールからシステムにログインすることができます。

 また、IPアドレスを付与する前の状態から使えますので、SSH接続でのログインより便利な場合もあります。 あとは外出先に持ち出した時にHDMI接続のモニターを用意しなくてもUSB-シリアルコンバータがあれば、Raspberry Piにログインして操作ができます。

 自分ではんだ付けする必要がありますが、自宅にあると便利なのでオススメします。

 AKIT-DTR340MCを動作確認したところ、Windows 10のデバイスドライバーがデフォルトで対応しているので、USB接続するだけでドライバーが認識されすぐ使うことができました。そのため、Windows 10利用時には、ドライバーをダウンロードして設定する等の面倒な作業が必要ありません。

考えられる用途

 Raspberry PiとWindowsマシンをシリアル接続できるようになると、以下のシーンで活用できます。

  • Windowsマシンから直接Raspberry Piを繋いでコマンド操作したい
  • 外出先でディスプレイが無くても、Raspberry Piを気軽に使いたい
  • Raspberry Piをレスキューモードで動作させてトラブルシューティングしたい

 Raspberry Piをシリアル接続するためのケーブルが自宅に1本あると本当に便利なので、この機会にぜひいかがでしょうか。

Raspberry PiとAKIT-DTR340MCの接続方法

 今回は、Windows 10とRaspberry Pi Zero、AKIT-DTR340MCを用意します。それと、ジャンパーワイヤー(オス-メス)も3本必要です。ジャンパーワイヤーの繋ぎ方は以下の通りです。

ジャンパーワイヤーの繋ぎ方
Raspberry Pi AKIT-DTR340MC
GND GND
GPIO14(TXD0) RxD
GPIO15(RXD0) TxD

 RxDはデータの受信(Reciver)、TxDはデータの送信(Transmitter)の役割をしています。

 写真の通り接続します。

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この記事の著者

平 愛美(タイラ マナミ)

 熊本県出身のITエンジニア。2児の母で、趣味は写真とグルメ。最近はRaspberry Pi、Arduinoを使った家庭内IoTについて日々研究するIT系母ちゃんとして活躍中。主な著書は、『改訂3版 Linuxエンジニア養成読本』(寄稿、技術評論社 刊)、『Linuxシステム管理標準教科書』(共著、LPI-Japan)など。 ブログ:Mana Blog Next Twitter:@mana_cat

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/11156 2018/10/25 14:00

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