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今どきの大量&超高速プッシュ通知をかなえる! インフラ環境を意識せずに実装可能な「BoltzEngine」の技術とは?

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1秒間に3.5万通、 国内トップクラスの高速配信性能

 BoltzEngineの第一の特長は国内トップクラスの配信性能を有していること。「1秒間に3.5万通、1分間だと250万通送ることができます。また複数台サーバーを用意すると、さらに高速配信が可能になり、これまでに1秒間で9万通を実現した事例もあります。もちろん、BoltzEngineの手前のシステムも含めて全てを最適化するという条件付きではありますが」と伊藤氏は配信性能の高さを強調する。

 第二にオンプレミスにもクラウドにも対応しており、インフラを意識しないこと。また自社のセキュリティポリシーに則した運用が容易にできるといったメリットもある。

 第三は開発を支援するための仕組みが充実していること。BoltzEngineはインストーラが用意されているので、セットアップも簡単。少しの設定を加えるだけで、本格的なプッシュ通知システムが構築できる。またgRPCのAPIを使えば、外部アプリケーションからBoltzEngineにリクエストを送ることもできる。

 BoltzEngineはGo言語で開発されているが、gRPCであれば定義ファイルを変換することでJava、C#、PHPなどのメジャーな言語から呼び出せるほか、CSVファイルを読み込ませて送ることもできる。メール配信をプッシュ通知に変えることも容易に可能だ。

配信対象も多様なので、ニーズに対応できる
配信対象も多様なので、さまざまなニーズに対応できる

「BoltzMessenger」で開発工数を削減

 さらに、開発工数の削減を支援してくれる機能もある。BoltzEngineに同梱された「BoltzMessenger」という標準の管理ツールだ。「アプリ向けのプッシュ通知をつくりたいが、ユーザー管理をどうすればよいかわからない人にとって非常に便利に使えるツールとなっています」と伊藤氏。BoltzMessengerはユーザー管理や配信管理のためのシステムに加え、プッシュ通知の受信機能が実装されたスマホアプリやWebサイトのサンプルをセットで提供しているからだ。

BoltzMessenger
BoltzMessengerが提供する管理サイトとリファレンスアプリ・サイト

 「サンプルアプリ・サイトは自由にカスタマイズできます。また記述されたソースコードを流用すれば、既存のアプリやサイトに通知受信機能をすばやく組み込むこともできます」(伊藤氏)

 CSVに送り込む、REST APIからgRPCに変換するなどの周辺ツールについてもすべてソースコードを公開している。「ソースコードを見ればどういう風に使えばよいのか、調べることができるので、プッシュ通知を開発するエンジニアにとって使いやすいものになっているはず」と伊藤氏。

 さらにレファレンスやドキュメントも充実。サポートサイトを見れば、プッシュ通知システムの作り方など、これまで問い合わせが多かったものについて、丁寧に記載されているのだ。

 このような特長を持つBoltzEngineは、

  • 大量のユーザーに通知を送りたい
  • セキュリティポリシーが厳格なアプリへの実装
  • 今はオンプレミスだが将来的にはクラウドに移行する予定がある

 といったシーンでより便利に活用できるという。

クラウド移行の自由
クラウド移行が簡単かつ自由

富士通の国産クラウド「FUJITSU Cloud Service for OSS」との組み合わせで、コストを最小限に

 BoltzEngineでは主に「Lightningプラン」と「Thunderboltプラン」の2つの価格プランを用意している。Lightningプランは利用アプリ数が1本となっており、税別80万円。「Android版とiOS版といったOSの違いはカウントされず、同じアプリなら1本となります」(玉川氏)

 複数のアプリに利用したい場合は、Thunderboltプランとなり、価格は360万円~だ(2018年11月時点)。いずれのプランにおいても、Webプッシュの利用は無制限となっているのもBoltzEngineの魅力だろう。

 BoltzEngineは10月4日より、富士通のデジタルビジネス向けのマーケットプレイス「FUJITSU MetaArc Marketplace」でも販売を開始している。なぜ、富士通とのコラボレーションに踏み切ったのか。もちろんBoltzEngineの普及促進という側面もあるが、富士通のクラウド「FUJITSU Cloud Service for OSS」が持つ、ネットワークトラフィックのデータ転送量が無償であるという特長が、プッシュ通知のソリューションと親和性が高いと考えたからだという。

 また富士通の開発者コミュニティ「Fujitsu Tech Talk」の存在も大きい。同コミュニティには技術者だけではなく、事業開発の責任者も参加する。「忌憚ない意見を交換できる場です。より良いものを開発していくためのヒントをたくさんもらえるのがうれしいですね」(伊藤氏)

 これからも安定したプッシュ通知を送れるよう、「内部をブラッシュアップしていき、いずれは社会基盤の中に入っていけるようなシステムにしたい」と伊藤氏は意気込みを語る。そのためにも「Webプッシュをもっと使ってほしい」と伊藤氏。業務用のWebアプリにプッシュ通知を組み込むことで、より仕事がしやすくなったり、迅速なコミュニケーションが可能になったりするからだ。

 今なら、FUJITSU MetaArc Marketplaceで無料トライアルが使える。またFUJITSU Cloud Service for OSSのトライアルも一緒に申し込むことができる。

 「この機会にぜひ、BoltzEngineを試してほしいですね」(玉川氏)

お問い合わせ

 フェンリル株式会社

 富士通株式会社

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この記事の著者

中村 仁美(ナカムラ ヒトミ)

 大阪府出身。教育大学卒。大学時代は臨床心理学を専攻。大手化学メーカー、日経BP社、ITに特化したコンテンツサービス&プロモーション会社を経て、2002年、フリーランス編集&ライターとして独立。現在はIT、キャリアというテーマを中心に活動中。IT記者会所属。趣味は読書、ドライブ、城探訪(日本の城)。...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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