米Acquia(以下、アクイア)は、最新バージョン「Drupal 9」に対応した製品とサービスを4月27日(米国時間)に発表した。「Drupal Deprecation Status ツール」「Acquia Migration Accelerator ツール」は、「Drupal 9」に移行するための基盤を形成する。
アクイアでは、オープンソース「Drupal(ドゥルーパル)」ベースのCMS(コンテンツ管理システム)を提供している。同社は、「Drupal 9」へのアップグレードを検討しているユーザーのためにコストを軽減し、このアップグレードをこれまで以上に簡単に管理できるようにした。これにより、デジタルエクスペリエンスプラットフォーム(DXP)上で、「Drupal」アプリケーションの構築、配信、最適化を行うことができる。
「Acquia Migration Accelerator」は、企業がより低コストで移行することを支援するツール。変換を自動化し、データ移行に関する推奨事項を提供している。また、「React」ベースの直感的なUIに加えて、以下が含まれる。
- サイトのデータ移行の進捗状況が一目でわかるダッシュボード
- ロールバック、依存関係の識別、コンテンツのプレビューなどの機能により、自動化されたデータ移行を実現
- エンティティの検証と移行エラーの両方を明らかにするインサイト
そのほか、「Drupal 9 Deprecation Status」ツールは、企業が古いバージョンの「Drupal」から「Drupal 9」へのコードの移行を計画するのに役立つ。「Drupal 9」では「Drupal 8」からのアップグレードパスが提供されているが、多くの組織では「Drupal 7」を使用している。なおアクイアは、「Drupal 7」のユーザーに対するサポートを、2024年第4四半期まで延長する予定。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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