データ分析の目的であるビジネス上の意思決定には、単に羅列されたデータよりも直感的に理解できるビジュアルのほうが効果的であるのは間違いありません。データ分析で重宝されるPythonはビジュアライゼーションのライブラリが豊富なため、まずはやってみたい方におすすめの選択肢です。そのための入門書として、CodeZineを運営する翔泳社では『データ分析者のためのPythonデータビジュアライゼーション入門』を8月6日(木)に発売しました。
『データ分析者のためのPythonデータビジュアライゼーション入門 コードと連動してわかる可視化手法』は、データをグラフや画像でビジュアル化するための基礎知識を解説した入門書です。
データ分析を仕事にする方にとって、その主たる目的はデータをビジネスに活用することです。そのためには意思決定者や決裁者にデータの価値を理解してもらう必要がありますが、そのとき有効な手法がデータを分かりやすく視覚的に表現するビジュアライゼーションです。
本書ではデータ分析を得意とするPythonの中でも、データサイエンスに適したAnacondaを利用します。Jupyter Notebookと合わせてインストール方法を説明していますので、初めての方でも安心です。必要なライブラリについても随時紹介しており、どのライブラリを使えばいいのか迷うことがありません。
内容としては、最初にデータビジュアライゼーションの概要や考え方を説明。なぜデータを見える形で表現するかの有効性をしっかり理解することができます。ビジュアライゼーションの手法はグラフやチャートなど基本的なものを一覧で解説するほか、文字情報はワードクラウドを、位置情報は地図の色分けやマーカー表示などをライブラリの使い方とともに紹介しています。
初めてビジュアライゼーションに挑戦する方にまず読んでいただきたい1冊です。ぜひお試しください。
目次
Chapter1 データビジュアライゼーションとは
Chapter2 ビジュアライゼーションに必要な考え方
Chapter3 本書で使用する環境について
Chapter4 Pythonでのデータ取り扱いの基本
Chapter5 様々なグラフ・チャートによるビジュアライゼーション
Chapter6 位置情報のビジュアライゼーション
Chapter7 文字情報のビジュアライゼーション
Chapter8 インフォグラフィックのビジュアライゼーション
Appendix データビジュアライゼーションにおけるカラーパレット
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渡部 拓也(ワタナベ タクヤ)
翔泳社マーケティング課。MarkeZine、CodeZine、EnterpriseZine、Biz/Zine、ほかにて翔泳社の本の紹介記事や著者インタビュー、たまにそれ以外も執筆しています。
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