米Googleは、Cloud CodeにおけるKubernetesのカスタムリソース定義(CRD)作成時のオーサリングサポート提供を、10月17日(現地時間)に開始した。
今回のCloud CodeにおけるKubernetes CRDのオーサリングサポート提供は、Kubernetesの人気が高まる中で、CRDを記述するためのKubernetes YAMLがますます複雑になってきていることを受けて行われる。
Cloud Codeのオーサリングサポートを利用して、CRDに準拠するリソースファイルを作成することで、Kubernetesのカスタム機能を活用できるようになる。たとえばTensorFlowジョブをクラスタ内の複数のポッドに分散したい場合は、TFJob CRDに基づいてTFJobリソースを作成すれば、KubeFlowオペレータが操作可能なクラスタに適用される。
Cloud Codeでは、Google CloudやAnthosで使用されているものも含め、400を超える人気の高いKubernetes CRDをサポートしており、その中にはゲームサーバ用のAgonesや、ポリシー実施のためのGatekeeper、機械学習ワークフロー用のKubeFlow、ネットワークおよびネットワークセキュリティのためのCalico、TLS証明書を管理および発行するためのcert-managerなどが含まれている。
パブリック、Google Cloud、AnthosのCRDをサポートするほか、独自のプライベートCRDをクラスタにインストールでき、「Kubernetes 1.16」以降を実行しているクラスタを、Cloud CodeのKubernetes Explorerでアクティブコンテキストとして設定すると、クラスタにインストールされているすべてのCRDのスキーマから、オーサリングサポートを自動で提供する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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