米Microsoftは、「Azure Mobile Apps v4.2.0 for .NET」を、11月25日(現地時間)にリリースした。
Azure Mobile Appsのクライアントライブラリは、クラウドSQLデータとアプリケーションのオンライン/オフラインでの同期を可能にしている。
今回の「Azure Mobile Apps v4.2.0 for .NET」のリリースによって、コアプラットフォームがすべてバージョン4.2.0へアップデートされたこととなり、Azure Mobile AppsがAndroid 6.0以降(APIレベル23以降)、iOS 10以降、UAP 10.0.16299.0以降、WPF(.NET Framework 4.6.1および.NET Core 3.0以降)をサポートするようになったことを意味する。
また、依存関係を最新バージョンにアップデートすることで、他のライブラリとの互換性を高めるとともに、Xamarin.Essentialsを使用するよう、Xamarin環境内の組み込み認証サポートをアップグレードしている。
なお、これらの変更にともない、Xamarin.Essentialsライブラリを介した認証をサポートするために、いくつかのコードを変更する必要があるが、認証プロバイダSDK(Facebook SDK、Google Firebase SDK、MSALなど)を組み込んでおり、LoginAsync()に適切なトークンを提供している場合は、コードの変更は必要ない。ただし、ウィンドウコンテキストとプロバイダのみを使用してLoginAsync()を呼び出す場合は、Xamarin.Essentialsからのコールバックを適切に処理しなければならない。
今後は、モバイル開発者に対する調査を実施し、モバイルアプリケーションからクラウドベースのデータストアへのアクセスに関する今後の方向性の決定に役立てていく。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です