スクラムの考え方を提唱した1人である野中郁次郎さんと、国内におけるアジャイル普及の第一人者である平鍋健児さんによる解説書『アジャイル開発とスクラム』の第2版が、CodeZineを運営する翔泳社より4月7日(水)に発売となります。アジャイル開発の実践者として著名な及部敬雄さんを迎え、内容を大幅にアップデートしてお届けします。
日本でも一般的になってきたソフトウェア開発手法であるアジャイル。中でもスクラムの人気が高いですが、その考え方を世に知らしめたのは、実は経営学者の野中郁次郎さんらによる研究でした。
そんな野中さんと、国内でアジャイル普及に尽力した第一人者である平鍋健児さんによる『アジャイル開発とスクラム』(2013年)が発売されて8年、翔泳社では同書に最新の知見を盛り込んでアップデートした改訂版『アジャイル開発とスクラム 第2版 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント』を4月7日(水)に発売します。
著者陣には"アジャイルモンスター"として知られ、アジャイル開発の実践者として活躍する及部敬雄さんを新たに加え、掲載事例も刷新。NTTコムウェア、ANAシステムズ、IMAGICA Lab.、KDDIの取り組みからアジャイルとスクラムを効果的に取り入れる方法を解説しています。
ソフトウェア開発だけでなく、組織運営など多方面に活用されるようになってきたアジャイル。その全体像とスクラムを体系的に解説した本書は、エンジニアはもちろん、組織やチームを率いるリーダーやマネージャーにも役立つ1冊です。
目次
第1部 アジャイル開発とは何か、スクラムとは何か
第1章 アジャイル開発とは何か?
第2章 なぜ、アジャイル開発なのか
第3章 スクラムとは何か?
第4章 アジャイル開発の活動(プラクティス)
第5章 アジャイルの進化とスケールフレームワーク
第2部 アジャイル開発とスクラムを実践する
第6章 NTTコムウェアにおけるカルチャー変革の航路
第7章 アジャイル受託開発を成功させる
~ANAシステムズと永和システムマネジメントによる共創型開発に至る道のり
第8章 小さな成功から築き続けるIMAGICA Lab.のアジャイル文化
第9章 KDDI DIGITAL GATEにおけるスクラムチームファーストな働き方
第3部 アジャイル開発とスクラムを考える
第10章 竹内・野中のスクラム論文再考
第11章 スクラムと知識創造
第12章 スクラムと実践知リーダー
特別対談 野中郁次郎×平鍋健児
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渡部 拓也(ワタナベ タクヤ)
翔泳社マーケティング課。MarkeZine、CodeZine、EnterpriseZine、Biz/Zine、ほかにて翔泳社の本の紹介記事や著者インタビュー、たまにそれ以外も執筆しています。
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