ネットアップは、NVIDIA・富士通との協業を強化し、富士通から提供開始されるMLOpsソリューションに、ネットアップのAI/機械学習データ向け管理ソリューションを搭載したことを4月27日に発表した。
同社は、2018年よりNVIDIAとグローバルで協業し、AI/機械学習向けデータ管理ソリューションを提供してきた。同ソリューションは「NVIDIA AmpereアーキテクチャのNVIDIA A100 Tensor コア GPU」、「NetApp ONTAP AI」、「NGC catalog」ソフトウェアスタック、「NetApp AI Control Plane」などで構成され、データパイプラインを簡素化、加速、統合することで、AI/機械学習で実現できる課題解決の可能性を引き出すことができるもの。
![データパイプラインを構成する「エッジ」「コア」「クラウド」のイメージ (ネットアップのAI機械学習ソリューション)](http://cz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/14082/14082.png)
近年のクラウドサービスの利用拡大に伴い、同ソリューションへの関心が高まってきたことを背景に、AI/機械学習分野でより幅広い技術とソリューションを提供できるように、2020年より、ネットアップ、富士通、NVIDIAの3社のソリューションを連携させる技術検証を行ってきた。今回、3社のAI/機械学習ソリューションを連携させる技術検証を終え、ハードウェアからソフトウェア、サポートまで通貫した富士通のMLOpsソリューションを提供する。
富士通より提供が開始されるMLOpsソリューションは、富士通の「FUJITSU AI Zinraiディープラーニング システム」にネットアップのAI/機械学習ソリューション「NetApp AI Control Plane」を組み合わせたもので、AIの開発と運用を統合し、一連のライフサイクルの実現を支援する。「FUJITSU AI Zinraiディープラーニング システム」はNVIDIAの高速GPUを搭載したサーバー、およびNGC catalogを組み合わせ、動作検証して提供する垂直統合型商品。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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