オープンソースでTypeScriptベースのフロントエンドWebアプリケーションフレームワークであるAngularの開発チームは、アプリケーションの構造を検査して、そのパフォーマンスをプロファイリング可能なChrome DevToolsの拡張機能「Angular DevTools」を、5月19日(現地時間)にリリースした。Chrome Webストアから入手できる。
米Google社内と外部の開発者を対象にした調査によれば、Angularを使用している開発者の大多数が、より優れたデバッグツールを求めていることが明らかになった。
開発チームは、デバッグエクスペリエンス向上の一環として、グローバルngオブジェクトに新たなAPIを導入するとともに、より多くの情報と修正方法に関する実用的なガイダンスを提供するようAngularのエラーメッセージの改善に取り組み、開発者がアプリのプロファイリングにあたって、よりよい洞察を得られるようにすべく、Chrome DevToolsを使用したプロファイリングに関するコンテンツの提供に至っている。
Angular DevToolsは、Rangle.ioと共同で開発されており、現状のリリースでは、アプリケーションの構造をプレビューできるコンポーネントエクスプローラと、変更検出サイクルの概要を示し、パフォーマンスのボトルネックを見つける機能を搭載しており、Ivyが有効になっているAngular 9以降で構築されたアプリケーションをサポートする。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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