npm互換のJavaScriptパッケージマネージャであるYarnの開発チームは、最新バージョンとなる「Yarn 3.0」を、7月27日(現地時間)にリリースした。
「Yarn 3.0」では、Node 10のサポートを終了するとともに、プラグインがyupへアクセスできなくなっている。また、enableImmutableInstallsのデフォルトがtrueとなり、環境変数にYARN_ENABLE_IMMUTABLE_INSTALLS=falseを追加することで、ミューテーションを再度利用可能となっている。
さらに、initVersionおよびinitLicenseコンフィギュレーションオプションが削除され、マニフェスト内のtypeフィールドの設定内容に関わらず、PnPを使用すると.pnp.cjsファイルを生成するようになった。また、仮想フォルダ名が$$virtualから__virtual__に変更され、yarn workspaces foreachのエイリアスフラグである-aが削除され、代わりに-Aまたは--allを使用する必要がある。
ほかにも、古いPnPify SDKフォルダ(.vscode/pnpify)がクリーンアップされなくなり、yarn installからの--skip-buildsフラグが--mode=skip-buildに変更されるなど、非常に多くの機能追加・改善が行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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