設定を行うことなくマルチコア処理を利用した高速パフォーマンスを提供する、WebアプリケーションバンドラParcelの開発チームは、最新安定版となる「Percel 2.0.0」を10月13日(現地時間)にリリースした。
「Percel 2.0.0」には、Percelを小規模なサイドプロジェクトから、複雑なビルド要件の大規模な本番アプリケーションまで拡張できる、新たなプラグインシステムが搭載されている。
さらに、ESモジュール、CommonJS、動的インポート、CSSモジュールなどのサポートを含むツリーシェイキングがデフォルトで有効になっており、Rustで記述された新しいJavaScriptコンパイラや、すべてのCPUコアを活用するより並列化されたアーキテクチャなどによって、パフォーマンスが大幅に向上した。
ほかにも、ネイティブESモジュールを介した自動差分バンドルによって、多くのユーザーに最新のJavaScript構文を備えた、非常に小さなバンドルを出荷することが可能になるとともに、必要に応じて古いブラウザに自動フォールバックを実行できるようになるなど、さまざまな機能追加・改善が行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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