Python 3.11では、処理速度がバージョン3.10と比較して最大で10~60%高速化されており、一般的なベンチマークスイートでは平均で1.25倍の速度向上が確認されている。
新たな構文機能として、例外グループとexcept*が追加されたほか、型機能として可変長ジェネリクス、TypedDictの各項目を必須または欠落の可能性があるものとしてマークする機能、Self型、任意のリテラル文字列型が加わった。
さらに、潜在的に危険なパスの付加を防止するコマンドラインオプション「-P」と環境変数PYTHONSAFEPATHが用意されている。
また、新機能としてトレースバックの出力時にインタープリタが行だけでなくエラーの原因となった位置を正確に指すようになった。
ほかにも、数多くの機能追加・改善が行われている。