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Women Developers Summit 2025 セッションレポート(AD)

“広く深く”で見つける「自分だけの強み」。AWSを軸にした技術力と発信で見つけたキャリアの築き方

【session7】“広く浅く”から“広く深く”へーー技術で拓くエンジニアのキャリア

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 2023年4月、株式会社Works Human Intelligence(以下、WHI)に新卒入社した星七花氏は、3年目の2025年6月に2025 Japan AWS Jr.Championsと2025 Japan All AWS Certifications Engineersに選出されるなど短期間で大躍進を果たした。Women Developers Summit 2025では、自身の過去を振り返り、成長の秘訣について語った。

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スペシャリストか、ジェネラリストか?あなたの理想像は?

 何かを極めるスペシャリストか、幅広く全体を知るジェネラリストか、あるいはそれらの組み合わせで全体を理解しつつも何か精通している(T字型スキルを持つ)フルスタックか。このように、エンジニアのキャリアにはさまざまな方向性がある。

 いま自分はどこまで理想に近づいているだろうか。多くのエンジニアが理想と現実のギャップを埋めるべく、技術への理解を深めているのではないだろうか。

いまどのあたりの位置にいますか?
いまどのあたりの位置にいますか?

 星氏が目指すのは特にAWSに力を置いた、フルスタックエンジニアだ。当初は、狭く浅い状態から始まり、少しずつスキルを深めてきた。しかしこれまでの経験で、星氏は技術を深めるには技術以外のスキルの広さも必要だと実感したという。

株式会社Works Human Intelligence Product Div.Advanced Technology Dept. 星 七花氏
株式会社Works Human Intelligence Product Div.Advanced Technology Dept. 星 七花氏

AWSを通して見つけた自分の軸

 新卒1年目8月、配属直後の技術力は最低限、コミュニティ活動は勉強会に少し参加する程度で、発信も未経験の状態だった。まずは新製品のWebアプリケーションでフロントエンドからバックエンドまで、モブプロしながら開発を始めた。

 当時の星氏には「特定の分野への興味がない」「理想のエンジニア像がない」「それらがないことを焦ることもない」という3つの「ない」があった。この「ない」に覆われた殻を破ることができたのはAWSという自分の軸を発見したことだ。

 星氏がこれまでの変遷を振り返ると、3つのフェーズ「ふーんAWS?おもしろいじゃん期」「強みがないことに気づいちゃいましたか期」「強み深掘り期」に分けることができた。順を追って見ていこう。

フェーズ1:ふーんAWS?おもしろいじゃん期

 AWSが自身の軸となる1つ目のきっかけは勉強会参加だった。星氏が所属するWHIには、40ほどの学習コミュニティがあり、自由に勉強会の立ち上げや参加ができる。そのなかで社会人1年目の2023年9月にSAA勉強会があった。このSAA(AWS Certified Solutions Architect - Associate)とはクラウド設計スキルの認定資格だ。星氏は「私は好奇心旺盛かつ、何も考えずにやってみようと行動してしまうタイプなので、すぐに参加しました」と話す。

 勉強会に参加したことだし「せっかくならSAA受けるか」と受験し、一発合格を果たした。星氏は「はじめはAWSのサービスってなんだか呪文みたいだなくらいに思っていましたが、少し分かるようになってきて、面白いかもと思えてきました」と話す。

 2つ目のきっかけは、10月にAWSに詳しい先輩が育休に入ったことだ。「AWSに詳しい人がいなくなるから、自分が詳しくなるか」と一念発起し、AWSのアーキテクチャ図作成を進んでやることにした。この仕事をきっかけにDVA(AWSのアプリケーション開発向け資格)とSOA(AWSの運用管理向け資格)も取得し、「AWS、面白いじゃん」とはまっていった。

次のページ
フェーズ2:強みがないことに気づいちゃいましたか期

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この記事の著者

加山 恵美(カヤマ エミ)

フリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Onlineの取材・記事や、EnterpriseZine/Security Onlineキュレーターも担当しています。Webサイト:http://emiekayama.net

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

丸毛 透(マルモ トオル)

インタビュー(人物)、ポートレート、商品撮影、料理写真をWeb雑誌中心に活動。

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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:株式会社Works Human Intelligence

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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https://codezine.jp/article/detail/21861 2025/08/04 12:00

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