翔泳社とCodeZineが主催する開発者向けイベント「Developers Summit 2022 Summer(デブサミ2022夏)」が7月21日にオンラインで開催されます。今年は「アジャイル・DevOps時代のプロダクトとエンジニア組織を支える、Developer Productivityへの道」をテーマとした34セッションを提供します。今回は「開発プロセス」のカテゴリからいくつかのセッションをご紹介します。
編集部のおすすめは、atama plus 宮原 良介氏によるセッション「atama plusの開発チームは、どのように「不確実性」と向き合ってきたか~2022夏版~」です。
【A-7】atama plusの開発チームは、どのように「不確実性」と向き合ってきたか~2022夏版~
- 登壇者:宮原 良介[atama plus]
- 時間:16:00 ~ 16:40
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atama plusは、開発チームのスループットを最大化し、生産性を向上させるために、アジャイルテスティングの定着や受け入れ駆動開発の実践、バグメトリクスの可視化など様々な試みをしてきました。本セッションでは、日々の開発・プロセス改善の事例をあげながら、5年以上アジャイル開発を行う中で得た学びを、最新の情報も加えながら赤裸々にお話します。
デブサミ2022夏ではこの他にも、開発プロセスに関するセッションが多数用意されています。
【B-5】基幹システムの刷新をアジャイル開発で取り組んだ時の課題や成果
- 登壇者:丸山 佳紀[SHIFT]
- 時間:14:10 ~ 14:50
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既存の基幹システムが存在している場合、アジャイル開発で新基幹システムの機能をインクリメントしていきつつ、旧基幹システムの機能はデクリメントしていかないといけません。また、基幹システムは売上が上がるモノではありませんが、基幹システム刷新により業務が効率化され、ビジネスが加速することは間違いないはずです。
今回はSHIFTがQAやスクラムマスターとして参画させていただくなかで見えた課題に対し、どのように取り組んだのか、また、基幹システムをアジャイル開発で刷新することの成果をお伝えいたします。
【B-7】信頼性とアジリティを同時に上げろ!モノタロウのカナリアリリース導入
- 登壇者:市原 功太郎[MonotaRO]
- 時間:16:00 ~ 16:40
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昨今のソフトウェア開発においてアジリティ向上は重要なテーマであり、高いデプロイ頻度やリードタイム短縮が企業の競争力を左右するといっても過言ではありません。モノタロウでもアジリティ向上は大きな関心事ですが、2000年代前半から成長を支えるECサイトの長大なリリースプロセスにより、改善サイクルを早められない課題がありました。状況を打破するための最初の一手として、モノタロウではカナリアリリース導入を選択しました。アーキテクチャをモダン化して組織の生産性を飛躍的に向上させる打ち手としての、リアルな現場の事例をお話しします。
【A-8】300+のライブラリを定期リリースする品質管理のあれこれ
- 登壇者:村上 功光[グレープシティ]
- 時間:16:55 ~ 17:25
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グレープシティは開発を支援するライブラリを提供しています。弊社のライブラリは、エンジニアの皆さまが開発したソフトウェアに組み込まれ、その一部となります。ライブラリの不具合がソフトウェアの不具合に直結してしまうという性質上、製品の品質管理は妥協することができない重要な工程です。このような工程には大変な工数が必要ですが、弊社では厳しいテストを効率的に実施しながら、コンスタントな製品リリースを実現しています。
本セッションでは、ライブラリ収録数が300を超える製品もあるなかで、製品をどのように管理しながら定期的にリリースしているのか? グレープシティの品質管理の内側についてお話しいたします。
【C-9】DevOpsと何が違うの? 開発生産性向上のために知っておきたいDevOpsの現在と発展(仮)
- 登壇者:澁井 雄介[Launchable]/川口 恭伸[DevOpsDays]/横田 紋奈[JFrog Japan]/【司会】小林 真一朗[翔泳社]
- 時間:17:50 ~ 18:30
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「DevOps」という言葉が広まってから10年以上が経ち、さまざまな技術や手法との組み合わせによって多様な進化を遂げています。しかし、日進月歩の技術の世界ではキーワードばかりが独り歩きし、「何が実現できるのか」「そのためには何から始めたらよいのか」を見失ってしまいがちです。そこで本セッションでは、まずDevOpsの最新動向をご紹介いただいたうえで、「MLOps」と「DevSecOps」、2つのDevOpsの発展形について、実践者に解説いただきます。DevOpsの現在地を知り、開発生産性向上に向けたヒントを持ち帰っていただければ幸いです。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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