Fastlyは、高度なエッジおよびオリジンサーバー(配信したいコンテンツが存在するWebサーバー)の可視化と分析などを強化するエッジオブザーバビリティ製品を発表した。
同製品の発表により、既存のリアルタイムロギングとメトリクス機能を拡張し、リアルタイムのデータおよび履歴データを同一画面上に表示することで、ユーザー独自の可観測性システムの構築が可能になる。これによりFastlyのユーザーは、データを分析し、迅速に必要な対応を行うことができる。
オリジンからエッジ、ドメインを可視化するメリットを体験できるよう、同社は「オリジンインスペクター」と「ドメインインスペクター」の2つの製品の30日間無料トライアルを提供する。
同社は、オブザーバビリティ製品ラインアップと、エッジを組み合わせたソリューションの提供により、以下を実現する。
- カスタマイズ可能なロギング:HTTPリクエストとレスポンスを、豊富なログ形式(Common Log Format、JSON、Key/Value、CSVなど)で記録することが可能。
- 豊富なインテグレーションをサポート:サードパーティのストレージサービスや分析サービスなど、現在33種類をサポートし、ビジネスワークフローを強化する。
- 豊富なエッジオブザーバビリティデータ:クライアント、オリジン、キャッシュ、WAF、Compute@Edge、画像最適化などに関する200以上のメトリクスを詳細に可視化する。
- 履歴レポート:Fastlyの履歴メトリクスにより、サービス作成日以降の全てのデータを確認することができる。
- リアルタイムデータ:メトリクスとログはリアルタイムで利用可能。メトリクスは1秒ごとに、ログは発生と同時にストリーミング配信ができる。
- プライベートログの保存:ユーザー自身でログを保存することで、データのアクセスや保護を完全にコントロールし、信頼性を高めることができる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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