オープンソースのメディアプレイヤーアプリケーションであるKodiの開発チームは、最新バージョンとなる「Kodi 20.0」(コードネームはNexus)を、1月15日(現地時間)にリリースした。
「Kodi 20.0」では、バイナリアドオンが複数のインスタンス読み込みをサポートするようになったほか、AV1メディアのハードウェアデコードが可能になっており、inputstream.adaptiveアドオンを使用してAV1ストリームを再生できるようになっている。
また、字幕システムが大幅に書き換えられ、開発や保守がより一貫性のあるものになったほか、ゲーム状態の保存、Windows HDRのサポート、NFSv4のサポートが追加され、コンテキストメニューがより一貫性のあるものに改善された。
なお、今回の変更ではPythonおよびBinaryアドオンを進化させ、新たなスキニング機能を導入するためのAPI変更が行われたことによって、Kodi自体の安定性、パフォーマンス、安全性が向上している。また、ほとんどのプラットフォームで依存関係が更新されるとともに、コード解析ツールの定期的な使用による修正、よりスムーズな更新のためのデータベース移行の修正など、数多くの機能追加・改善が行われた。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です