レポートや振り返りなど、さらなるインシデント対応の効率化を目指す
現在、VerdaでのPagerDutyの活用はオンコールやサポート担当の割り当てがメインだが、萬治氏は今後、インシデントレポートの生成や分析にも役立てたいと考えている。LINE社内には重大な障害やイベントを報告するフローがあり、これを、PagerDutyを使ってインシデントレポートを自動生成するような効率化を考えているのだ。今後の改善活動やPagerDutyに対して求めることについて萬治氏は次のようにコメントした。
「インシデントの発生状況の振り返りを効果的に実施するために、PagerDutyをもっと活用できればと考えています。そのためにPagerDuty側のAnalysisページをカスタムする機能や、統計の元データであるインシデントのリストをCSVなどの変換しやすい形で取得できるAPIがあると助かります。そうした機能を活用して、インシデントレポートの自動生成を通した継続的かつ定量的な振り返りを実現したいです」