Progateは、業務でコーディングを行っている職歴3年以上のITエンジニア、プログラミングを学んでいるITエンジニア志望者を対象に実施した、「現役ITエンジニアとITエンジニア志望者のITエンジニア実務に対するイメージ調査」の結果を2月28日に発表した。同調査は、1月13日~27日の期間に行われている。
調査に先立って、20歳〜59歳の会社員・公務員の男女12368名に対して、プログラミングについて尋ねたところ、ITエンジニアを除いた11571名のうち「ITエンジニアへの就職・転職を目指している」と回答したのは4.2%で、その中でさらにプログラミングを学習しているのは55.5%となり、約半数がプログラミングを学ばずにITエンジニアへの就職・転職を目指していることがわかった。
エンジニアへの就職・転職を目指していると回答した人(481名)に、ITエンジニアを志望する理由を尋ねた質問(複数回答)では、プログラミング学習者では「手に職をつけたい」(25.8%)、「将来性がある」(25.8%)、「プログラミングが好き」(25.5%)が、非プログラミング学習者では「場所にとらわれない働き方がしたい」(24.3%)、「ITスキルを活かしたい」(23.4%)、「将来性がある」(22.4%)が、それぞれ上位を占めている。
ITエンジニア歴3年以上で、仕事でプログラミングを活用している現役ITエンジニア(213名)と、プログラミングを学習しているITエンジニア志望者(211名)に、日々の実務において活用しているスキル/活用すると思うスキルを尋ねたところ(複数回答)、現役ITエンジニアでは「コーディング」「コミュニケーション能力」「ドキュメントを読み書きする力」、ITエンジニア志望者では「コミュニケーション能力」「コーディング」「コンピュータサイエンス」が上位となった。
複数回答におけるスキル選択数の中央値は、現役ITエンジニアが4つに対して、ITエンジニア志望者は2つとなっている。
現役ITエンジニアに、ITエンジニア志望者に身につけておいてほしいスキルを尋ねた質問(複数回答)では、「コミュニケーション能力」(66.2%)と「ドキュメントを読み書きする力」(50.7%)が半数超に達し、コーディングよりもチーム開発などを考慮したスキルを重視していることが明らかになっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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