翔泳社 CodeZine編集部は、2月9~10日に開催された「Developers Summit 2023(デブサミ2023)」における、来場者アンケートなどを基にした「Developers Summit 2023 アワード」の各賞の受賞者を発表します。
「Developers Summit」は、同社が2003年から毎年開催している、日本最大級のソフトウェア開発者のためのカンファレンス。Developers Summit 2023では、「Inspired ~デベロッパーから広げる『きっかけ』の循環~」をテーマに、5トラック2日間、全90セッションの講演が、オンラインで配信されました。
なお、受賞セッションを含むDevelopers Summit 2023の一部セッションにつきまして、アーカイブ動画を公開します(視聴にはCodeZineへの無料会員登録が必要です)。来週以降も順次公開し、公開のお知らせはCodeZineやDevelopers SummitのTwitterにてお知らせしますので、ぜひご注目ください。
ベストスピーカー賞
- 基準:セッション参加者の平均満足度1~10位
1位:【10-A-9】きっかけをつなげよう!コミュニティへの「恩送り」リレーセッション
- 山下 雅人氏[アイキューブドシステムズ]
- 佐野 友則氏
- 佐藤 由久氏[JFrog Japan]
- 中道 一志氏[ヌーラボ]
- 和田 卓人氏
- 【司会】近藤 佑子[翔泳社]
受賞コメント
山下 雅人氏
ベストスピーカー賞に選出してくださりありがとうございます。コミュニティや色んな人とのつながりによって今の私があり、今回の受賞に至ったと思います。これからもその方々から受けた恩を誰かに向けて恩返ししていきます。
佐野 友則氏
ベストスピーカー賞をいただけて大変光栄です。懇親会では、勇気を出して初めて登壇者に声をかけてみました!とお声がけいただきました。デブサミへの少しばかりの恩返しと、恩送り/きっかけの提供が出来たのではないかと嬉しく思っています!
佐藤 由久氏
ベストスピーカー賞を受賞するセッションに参加できたこと、とても光栄です。今後もさまざまな形で恩送りできるようにアクションしていきたいと思います。他の講演者の話も大変参考になるもので、これも恩送りしていきたいと感じています。
中道 一志氏
素敵な方々と作り上げた恩送りセッションが、多くの方によかったと言ってもらえて本当に嬉しいです。聴いてくれた方々に一歩進むきっかけをお渡しできたのであれば、何より嬉しく思います。
和田 卓人氏
ベストスピーカー賞(1位)の受賞、大変光栄です。「恩送り」というテーマで、もう返せない恩を送り始めたきっかけ、不思議な縁の巡り合わせとその後のことを話しました。極めて個人的な内容の講演でしたが、アンケート結果を拝読し、皆様にメッセージが届いたと感じました。ご清聴誠にありがとうございました。
2位:【10-B-4】【子育て × エンジニアによるリレーセッション】“育児”をより楽しむために
- ころちゃん氏[Leaner]
- 高橋 陽太郎氏[リクルート]
- 夏目 葉太(なつよ)氏[クリエーションライン]
- 【司会】鍋島 英莉[翔泳社]
受賞コメント
ころちゃん氏
ベストスピーカー賞に選出いただき大変光栄です。育休やキャリアの話をしましたが、コミュニティに支えられて今を生きている自分が、コミュニティに少しでも恩返しできたかなと思うと嬉しい気持ちです。ありがとうございました。
高橋 陽太郎氏
跳び箱の新技開発に余念のない子どもの通院付添い時に受賞のお知らせをいただきました。日々の泥臭い改善活動が報われたように感じており、嬉しく思います。引き続きエンジニアリングの経験を活かし日々の改善頑張ります。
夏目 葉太(なつよ)氏
ありがとうございます!これから育児休業を迎える皆さんの参考になれば嬉しいです。
3位:【10-B-1】目的と抽象化の関係性から分かる、システムの設計精度を高める考え方
- ミノ駆動氏[READYFOR]
受賞コメント
デブサミ2021夏に引き続き今回も賞を賜り、まことに光栄です。このたびの発表内容、皆さんの開発のお役に立てられれば幸いです。私自身至らぬところだらけですが、今後も皆さんと切磋琢磨し、ITの未来を支えていければと思います。
4位:【9-C-6】たった1人から始めて深層学習によるニュース要約をプロダクトに実装した方法~ファーストペンギンでやりきる力~
- 中村 伊吹氏[ニフティ]
受賞コメント
憧れだったデブサミに登壇させてもらい、さらにベストスピーカー(4位)・公募賞まで選んでいただけたのはとても嬉しいです。
今回は機械学習というよりも組織でどうやって新しいことをやっていくか?という内容になり不安もあったのですが、見ていただいた方に価値のあるものを提供できたのだと思うと頑張った甲斐がありました。昨今急速に発展する自然言語処理の技術が、少しでも多くの企業で実際のプロダクトになることを願ってます!
5位:【9-A-9】「ITエンジニア本大賞 2023」プレゼン大会
代表してITエンジニア本大賞を受賞したおふたりにコメントをいただきました。
受賞コメント
技術書部門大賞『良いコード/悪いコードで学ぶ設計入門 保守しやすい 成長し続けるコードの書き方』著者 仙塲大也氏
大賞受賞に加えベストスピーカー賞5位。身が引き締まる思いです。この受賞は、私が思い描く「設計が当たり前の世界」に近づいた、ひとつの大きなきっかけなのでは、と思います。技術的負債に負けず、素早く価値を届けられる設計を、これからも皆さんと目指していきたいです。
ビジネス書部門大賞『メタバース進化論――仮想現実の荒野に芽吹く「解放」と「創造」の新世界』著者 バーチャル美少女ねむ氏
ダブルで賞を頂き感激です!他の受賞作品と違い、実務に役立つ訳では無い 『メタバース進化論』をITエンジニアの方に評価して頂いたのは本当に嬉しかったですし、これまでの全ての活動が報われたような思いです。
5位:【9-E-9】テストを学びたい開発者のためのソフトウェアテスト読書マップ
- 鈴木 一裕氏
受賞コメント
このたびは栄誉ある賞をいただき、大変嬉しく思っています。QAエンジニアの仲間と まとめた成果を、QAコミュニティだけでなくソフトウェア開発コミュニティにも知って いただくことができたことも喜びです。ありがとうございました!
5位:【10-C-9】技術をわかりやすく伝えるためのテクニカルライティング
- 仲田 尚央氏[サイボウズ]
受賞コメント
知識や学びを積極的に共有するエンジニア文化が私は大好きです。今回私も「技術を伝える」ということへの学びを共有する機会を頂けました。その学びが皆様の知識共有の一助になれば、この上ない喜びになります。ありがとうございました!
8位:【10-E-1】グローバルな舞台で活躍するエンジニアになるためには?チームを作る側の視点から解説
- 上田 学氏[MODE]
受賞コメント
エンジニア、マネージャー、創業者としてグローバルな環境でやってきた経験が、多くの方にとって興味のある内容だったということで嬉しく思っています。より多くの方がグローバルに貢献できるプレイヤーになることを期待しつつ、私自身も引き続きがんばります。
9位:【9-B-2】Microsoftのモダンなエンタープライズ Java アプリ開発手法のご紹介
- 寺田 佳央氏[Microsoft]
受賞コメント
Microsoft による Java の発表で、このような賞を頂ける日が来るとは思っていませんでした。ご視聴くださった皆様ありがとうございました。私たちは Duke と共に、皆様の開発プロジェクトの成功を心から祈っています。
9位:【9-E-7】データサイエンスの無駄遣いと、データサイエンティストが活躍できる組織運営の振り返り
- 篠田 裕之氏[博報堂テクノロジーズ]
受賞コメント
誠にありがとうございます。光栄の極みです。 日常の悩みにデータサイエンスで立ち向かう日々は継続しており、 データサイエンティスト集団の組織運営は常時試行錯誤中です。 少しでもご視聴いただいた方々のお役に立つ点がありましたら幸いです。
公募賞
- 基準:公募セッションのうち、平均満足度1位
【9-C-6】「たった1人から始めて深層学習によるニュース要約をプロダクトに実装した方法~ファーストペンギンでやりきる力~」
- 中村 伊吹氏[ニフティ]
※ベストスピーカー賞4位とあわせて2つの賞を受賞。
話題賞
- 基準:セッション視聴数1~3位
1位:【10-B-1】目的と抽象化の関係性から分かる、システムの設計精度を高める考え方
- ミノ駆動氏[READYFOR]
※ベストスピーカー賞3位とあわせて2つの賞を受賞。
2位:【10-B-2】アジャイル開発に必要なテストの準備、進め方
- 船橋 篤史氏[SHIFT]
受賞コメント
話題賞に選出いただき、大変光栄です。当日のアナウンスでもあったように雪の影響で配信が度々停止してしまいましたが、アジャイル開発に取り組み始めたチームが品質を意識したチームとなるための一翼を担うことができれば幸いです。
3位:【9-E-2】プロダクトチーム一丸となって臨むソフトウェアテストの勘所
- 朱峰 錦司氏[ベリサーブ]
受賞コメント
今回、話題賞をいただけたとのことで、エンジニアの皆さんにとっても、テストは関心度の高いトピックなのだと認識しました。今後も開発テスト・アジャイルテストについて有益な情報発信・ソリューション提供をすべく、精進いたします!
受賞結果一覧
ベストスピーカー賞
基準:セッション参加者の平均満足度1~10位
- 1位【10-A-9】「きっかけをつなげよう!コミュニティへの「恩送り」リレーセッション」山下 雅人[アイキューブドシステムズ]/佐野 友則/佐藤 由久[JFrog Japan]/中道 一志[ヌーラボ]/和田 卓人/【司会】近藤 佑子[翔泳社]
- 2位【10-B-4】「【子育て × エンジニアによるリレーセッション】“育児”をより楽しむために」ころちゃん[Leaner]/高橋 陽太郎[リクルート]/夏目 葉太(なつよ)[クリエーションライン]/【司会】鍋島 英莉[翔泳社]
- 3位【10-B-1】「目的と抽象化の関係性から分かる、システムの設計精度を高める考え方」ミノ駆動[READYFOR]
- 4位【9-C-6】「たった1人から始めて深層学習によるニュース要約をプロダクトに実装した方法~ファーストペンギンでやりきる力~」中村 伊吹[ニフティ]
- 5位【9-A-9】「『ITエンジニア本大賞 2023』プレゼン大会」
- 5位【9-E-9】「テストを学びたい開発者のためのソフトウェアテスト読書マップ」鈴木 一裕
- 5位【10-C-9】「技術をわかりやすく伝えるためのテクニカルライティング」仲田 尚央[サイボウズ]
- 8位【10-E-1】「グローバルな舞台で活躍するエンジニアになるためには?チームを作る側の視点から解説」上田 学[MODE]
- 9位【9-B-2】「Microsoftのモダンなエンタープライズ Java アプリ開発手法のご紹介」寺田 佳央[Microsoft]
- 9位【9-E-7】「データサイエンスの無駄遣いと、データサイエンティストが活躍できる組織運営の振り返り」篠田 裕之[博報堂テクノロジーズ]
公募賞
基準:公募セッションのうち、平均満足度1位
- 【9-C-6】「たった1人から始めて深層学習によるニュース要約をプロダクトに実装した方法~ファーストペンギンでやりきる力~」中村 伊吹[ニフティ]
話題賞
基準:セッション視聴数1~3位
- 1位【10-B-1】「目的と抽象化の関係性から分かる、システムの設計精度を高める考え方」ミノ駆動[READYFOR]
- 2位【10-B-2】「アジャイル開発に必要なテストの準備、進め方」船橋 篤史[SHIFT]
- 3位【9-E-2】「プロダクトチーム一丸となって臨むソフトウェアテストの勘所」朱峰 錦司[ベリサーブ]
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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