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Microsoft、Windows CopilotやDev Homeなど、生産性向上を目的としたWindows 11へのAI機能の導入を発表

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 米Microsoftは、5月23日~25日(現地時間)に開催されている開発者向けの年次カンファレンス「Microsoft Build 2023」において、Windows 11へのWindows Copilotの導入、Bing ChatとWindows Copilotの統合、AMD・Intel・NVIDIA・QualcommにおけるAI開発をサポートするハイブリッドAIループの導入、Dev Homeの導入、Microsoft Storeへの新たなAI機能およびエクスペリエンスの導入を、5月23日(現地時間)に発表した。

 Windows Copilotの導入によって、Windows 11はユーザーに一元的なAIサポートを提供する、最初のPCプラットフォームとなる。Windows Copilotには、タスクバーからWindows Copilotサイドバーを開くことでアクセスでき、アクションの実行や設定のカスタマイズ、アプリケーション間のシームレスな接続が可能になる。また、会話形式での検索にも対応するほか、BigプラグインやChatGPTプラグインを通じて、AI機能にもアクセスできる。なお、Windows Copilotは6月にリリースされる、Windows 11のプレビュー版での提供開始を予定している。

 複数のプラットフォームでのAI開発サポートとしては、さまざまなCPU上で動作するWindowsや、その他のデバイス向けにモデルを最適化する際の負担を軽減するツールチェーンとなる「Olive」と、Windowsまたはその他のデバイス上のCPU、GPU、NPU、またはAzureとのハイブリッドでAIモデルを実行するためのツールにアクセス可能な「ONNX Rumtime」が発表された。ONNX Rumtimeは、デバイスまたはクラウド上でモデルを実行するための同じAPIをサポートし、アプリケーションは必要に応じてローカルとクラウドでリソースを切り替えられる、ハイブリッド推論シナリオが利用できる。新たに公開されたAzure EPプレビューを使用すると、AzureMLにデプロイされたモデルへの接続や、Azure OpenAIサービスへの接続も可能になり、わずか数行のコードでクラウドエンドポイントを指定して、いつクラウドを使用するかの基準を定義できる。さらに、Oliveを使用すればさまざまなハードウェアターゲットに合わせてモデルを最適化することが可能になるとともに、Windows、iOS、Android、LinuxといったプラットフォームでONNX Rumtimeを使用できるので、Windows AIへの投資をすべてのアプリプラットフォームへ拡張できるようになる。

 Dev Homeは、現在プレビュー提供されているWindowsにおける開発者向けの新たなホームであり、セットアップをより簡単かつ迅速に行うためのWinGet構成、ファイルシステムのパフォーマンス強化を目的としたDev Drive、カスタマイズ対応ダッシュボードといった機能によって、ワークフローの合理化が可能になる。Dev Homeを使用することで、GitHubに簡単に接続して関心のあるリポジトリのコードを作成できるようにマシンをセットアップし、必要なツールやパッケージを簡単にインストールすることが可能になるほか、Microsoft Dev BoxとGitHub Codespacesを使用して、クラウドでコーディング環境を構成できる。

 ほかにも、ARMプラットフォーム上でのWindowsの開発をサポートする、さまざまなツールが今後も引き続きリリースされることや、Microsoft StoreへのAIエクスペリエンスに関する専用セクション「Microsoft Store AI Hub」や、AIを活用したアプリの検索タグ生成・提案機能、AIによるレビュー概要の生成といった機能が導入されることが発表されている。

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