クラスメソッドは、AWS総合支援サービス「セキュアアカウント」の追加機能として、インシデントが発生した場合すぐに日本語の調査結果を受け取れる「インシデント自動調査」の提供を、8月1日に発表した。あわせて、本サービスの1機能である「セキュアアカウント」は、AWSにおけるセキュリティを支援する統合的なブランドにリニューアルする。
AWSのユーザーは、Amazon GuardDutyを活用し、AWS環境上で発生する様々な脅威や不正なコインマイニング、Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)からの情報漏洩などを検出することができる。ただし、このような検知を受け取った後にユーザーは、判断・対応のために、実際のAWS環境やログを調査する必要があった。
セキュアアカウントの「インシデント自動調査」機能を使用することで、これらの検知を自動調査の基盤に連携し、日本語で調査結果を受け取れる。2023年6月中の実績では、検知から調査を行い通知を実施するまで、平均45秒で完了している。さらに、調査結果の内容を踏まえ、有人のサポートを受けることが可能。
ユーザーはAWS環境にアクセスすることなく最終判断を行うことでき、インシデント発生時の調査や、AWSのアップデートやセキュリティに関する日常的なキャッチアップにかかる、時間的・人的コストを削減できる。また、本機能には月次で発行する「定期レポート」機能が付属している。定期レポートでは、AWS Security Hubのスコアやその前月比、Amazon GuardDutyの検知状況などを受け取れる。
なお、セキュアアカウントのインシデント自動調査機能は、「クラスメソッド メンバーズ」の「プレミアムサービス」を利用しているAWSアカウントであれば無料で利用可能。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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