IBMは、多くの顧客企業が生成AIを運用し、その価値を引き出すことができるよう、AWSとの関係を拡大することを10月19日に発表した。
IBM Consultingは、2024年末までに1万人のコンサルタントを育成することで、AWSにおける生成AIの専門知識を深め、拡大することを目指す。また、IBMとAWSは、重要なユースケース全体で企業を支援するように設計された生成AI機能でアップグレードされた共同ソリューションとサービスを提供する予定。
IBMConsultingとAWSは、これまで、さまざまな業種の企業に、幅広いAIソリューションとサービスを提供してきた。両社は、企業がAWS上に構築されたビジネスやIT運営にAIを迅速に統合できるように設計された生成AIの力で、これらのソリューションやサービスを強化していく。
具体的には、IBM ConsultingとAWSが以下のソリューションの提供開始を予定している。
- Amazon Connectによるコンタクトセンターのモダナイゼーション: IBM ConsultingはAWSと協力し、生成AIを使用して音声およびデジタル対話の要約および分類機能を構築。チャットボットとオペレーター間の転送を可能にし、オペレーターの解決時間を短縮し、品質管理を改善するために、詳細情報の要約を提供するように設計
- AWS上のプラットフォーム・サービス:11月に導入された同サービスを、IT運用、自動化、プラットフォーム・エンジニアリングを含むクラウド・バリュー・チェーン全体を円滑に管理するために、このたび生成AIによりアップグレード。企業は、新たな生成AI機能により、インテリジェントな問題解決と可観測性技術を通じて、AWS上でホストされているアプリケーションのビジネス・サービス性と可用性を強化するツールを利用可能。稼働時間と平均修復時間の改善ができる
- Supply Chain Ensemble on AWS:顧客の期待に応え、在庫を最適化し、コストを削減し、ロジスティクスを合理化し、サプライチェーンのリスクを評価することを目指すサプライチェーンの専門家の作業を加速し、補強するための仮想アシスタント導入。
さらに、IBM Consultingは、AWS上でのモダナイゼーションを検討している企業向けに、AWSの生成AIサービスを独自のIBM Consulting Cloud Acceleratoに統合し、リバース・エンジニアリング、コード生成、コード変換を含むクラウド変革プロセスの加速を支援していく。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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