JavaScriptベースのフレームワーク/フロントエンドコンパイラであるSvelteの開発チームは、11月11日(現地時間)にオンライン開催された「Svelte Summit Fall 2023」において、最新バージョンとなる「Svelte 5」のプレビュー版を公開している。
Svelte 5のプレビュー版では、TypeScriptがacorn-typescript経由でネイティブサポートされるようになったほか、エフェクトがアクティブかどうかを示すブール値を返す$effect.active runeが追加され、値が読み取られるときにサブスクリプションを設定できるようになるとともに、サブスクリプションを作成せずに値を読み取ることも可能となった。さらに、自動クリーンアップを行わない非追跡スコープを作成することによって、ネストされたエフェクトを手動で制御したい場合に役立つ$effect.root runeの追加も行われている。
SvelteKitは、新たなプロジェクトを作成すると、Svelte 5のベータ版を試すかどうかを尋ねるようになった。また、新たなプロジェクトの作成時に、Prettier 3とprettier-plugin-svelte 3がデフォルトのバージョンになったほか、Vercelアダプタ経由でのnodejs20.xのサポート、前処理によってさまざまなサイズの画像を提供できる@sveltejs/enhanced-imgが追加されている。
言語ツールでは、$props() runeにベストエフォート型のフォールバック型付けが追加されたほか、Snippet型の使用による@renderタグのより適切なサポート、Svelte ESLintにおけるSvelte 5プレビュー版のサポートが行われた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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