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Power Automate Desktopチュートリアル

「Power Automate Desktop」のエラー処理──自動化フローを停止させない方法

Power Automate Desktopチュートリアル 第25回

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エラー詳細の確認

[5]エラーリストのエラーを確認する

 フローデザイナー下部に表示されるエラーリストのエラー行をダブルクリックするか、目のアイコンをクリックすると詳細が表示できます。

 さらに[>エラーの詳細]を開くと、詳細な情報が表示されます。[コピーの詳細]をクリックすると、エラー情報をクリップボードにコピーできます。エラーメッセージだけでは原因や対処方法がわからない場合、これを検索エンジンにペーストして検索すると、原因や対策のあるページが見つかることがあります。

図:エラーリスト
図:エラーリスト
図:エラーの詳細
図:エラーの詳細

 エラーの詳細を閉じます。

[6]アクションの設定でエラー処理を確認する

 [アプリケーションの実行]アクションの設定を開きます。左下の[エラー発生時]ボタンをクリックします。切り替わった設定画面で、エラー発生時の処理を設定できます。

 既定では、[すべてのエラー]で[スローエラー]が選択されています。これは前の手順で見たようにフローが停止して、エラーリストにエラーが表示される設定です。

図:エラー発生時ボタン
図:エラー発生時ボタン
図:エラー発生時の設定
図:エラー発生時の設定

[7]アクションで起こる可能性のあるエラーの種類を確認する

 [エラー発生時]画面で、[詳細]ノードを開くと、このアクションで発生する可能性のあるエラーを確認できます。

図:エラー発生時の詳細
図:エラー発生時の詳細

[8]新しいルールを設定できる事を確認する

 [エラー発生時]の画面で、[すべてのエラー]もしくは[詳細]の各エラーで、[+新しいルール]をクリックすると、[変数の設定]や[サブフローの実行]を複数設定することができます。

図:エラー発生時の新しいルール
図:エラー発生時の新しいルール

 [フロー実行を続行する]を選択することで、エラー発生時にもフローを止めることなく処理を続行できます。例外処理モードは、他にも以下のようなものを指定できます。

例外処理モード
例外処理モード名 内容 使用パターン
次のアクションに移動 次にあるアクションからフロー実行を再開する エラーでも以降のアクションでエラーにならない場合や、変数/サブフローでエラーを回避できる場合
アクションの繰り返し 成功するまで該当のアクションを繰り返す ファイルやウィンドウが存在すれば成功となるアクションで、ファイルやウィンドウを作成すると再開する
ラベルに移動 あらかじめ置いた[ラベル]アクションからフロー実行を再開する エラーの場合は、別フローにジャンプする。本サンプル

 ここではなにもせずに、[キャンセル]で設定画面を閉じます。

[9]フローの終了を配置する

 [フローコントロール]アクショングループから[フローを停止する]アクションを配置します。この後に、エラー時のフローを作るので、正常であればここで終了するようにします。

図:フローを停止するの配置
図:フローを停止するの配置

 そのまま保存します。

次のページ
エラーメッセージを表示させるフロー作成

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この記事の著者

WINGSプロジェクト 飯島 聡(WINGSプロジェクト イイジマ サトシ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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