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Power Automate Desktopチュートリアル

「Power Automate Desktop」のエラー処理──自動化フローを停止させない方法

Power Automate Desktopチュートリアル 第25回

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エラーメッセージを表示させるフロー作成

[10]ラベルを配置する

 [フローコントロール]アクショングループから[ラベル]アクションを配置します。

 エラー発生時のジャンプ先とします。

図:ラベルの配置
図:ラベルの配置
図:ラベルの設定
図:ラベルの設定

 以下の入力をして保存します。

  • 名前:エラー発生時1

[11]新しいルールを設定する

 [アプリケーションの実行]アクションの設定を開き、[エラー発生時]ボタンをクリックします。

図:アプリケーションの実行のエラー発生時の設定
図:アプリケーションの実行のエラー発生時の設定

 以下の選択をして保存します。

  • [すべてのエラー]ー[フロー実行を続行する]を選択
  • 例外処理モード:ラベルに移動
  • ラベルの選択:エラー発生時1

[12]エラーを取得する

 [ラベル]アクションの下に、[フローコントロール]アクショングループから[最後のエラーを取得]アクションを配置します。エラー情報をエラー型の変数で取得できます。

図:最後のエラーを取得の配置
図:最後のエラーを取得の配置

 そのまま保存します。

[13]メッセージを表示する

 [メッセージボックス]アクショングループから[メッセージを表示]アクションを配置します。エラー発生時は、そのエラーメッセージを表示します。

図:メッセージを表示の配置
図:メッセージを表示の配置
図:メッセージを表示の設定
図:メッセージを表示の設定

 以下の入力/選択をして保存します。

  • メッセージボックスタイトル:エラーが発生
  • 表示するメッセージ:%LastError.Message%
  • メッセージボックスのアイコン:エラー

 ここでは説明のため、ダイアログに表示していますが、自動化フローで使用する場合には、エラーメッセージはログファイルに出力するようにします。

[14]実行して、エラー発生させる

 再度フローを実行してみましょう。ファイルの選択するダイアログでキャンセルをクリックします。エラー発生時、エラーメッセージが表示されます。

図:エラーが発生した場合
図:エラーが発生した場合

 開くことができるファイルを選択して、[開く]をクリックした場合は、ファイルが開いて、正常にフローが終了します。

次のページ
エラーが発生してもフローを止めずに次のアクションを実行するサンプル

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この記事の著者

WINGSプロジェクト 飯島 聡(WINGSプロジェクト イイジマ サトシ)

WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS Twitter: @yyamada(公式)、@yyamada/wings(メンバーリスト)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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