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エーピーコミュニケーションズ、Platform EngineeringにAIを活用した「Value Tracer」を発表 開発者のノンコア業務を削減

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 エーピーコミュニケーションズは2月13日、「Platform Engineering(プラットフォームエンジニアリング)」の概念に基づき、開発者の補助的業務(ノンコア業務)を削減するAI活用型の新ツール「Value Tracer(バリュートレーサー)」を発表した。一般提供は、2024年7月を予定している。

 Platform Engineeringは、開発者がより良い機能の開発に集中し、より速いスピードでプロダクトをリリースできるようサポートする概念。

 「Value Tracer」は、開発者がより多くのリソースをプロダクト開発業務(コア業務)に注げるようにすることを目的として開発された。このツールは、「Backstage」と呼ばれる開発者ポータルのプラグインとして、AIを組み込んだ国内初の事例。

 現在、本サービスでは、「議事録・FAQの自動化」と「議事などを含めた情報の可視化・分析」の2つの機能を提供している。

 AIを活用した議事録の自動作成・FAQ回答の自動化では、議事録の作成や既存ドキュメントからのFAQ回答をスムーズに行い、開発の中断を回避する。

 情報の可視化と分析では、議事録の分析を通じてコミュニケーション状況を可視化し、ビジネスサイドと技術サイドが共に改善に利用することで、開発生産性を向上させる。

 同社はSOLIZEと共同で、現場の安全管理業務や危険予知(KY)活動の効率化および高度化を支援するAIソリューション「SpectA KY-Tool」の開発環境に本サービスを2カ月間導入した。この検証によると、開発者1人当たりの稼働が6.8%削減され、詳細として、議事録作成でひと月当たり10時間の削減、情報探索・確認時間で30時間の削減、wikiのページ探索・作成時間で3.75時間の削減が含まれていた。また同社では、新たな共同研究を進めるパートナー企業を限定10社追加募集している。

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