米Dockerは、AIがアプリケーション開発に及ぼす変革的な影響と、開発プラクティスを改善するための新たな機会を明らかにした2024年におけるアプリケーション開発の現状レポート「Docker AI Trends Report 2024」を、4月16日(現地時間)に発表した。
同レポートでは、調査対象者の64%がコーディング、ドキュメント作成、調査といったタスクにAIを活用しており、AIが開発プロセスに深く浸透している現状を明らかにしている。
AIを、仕事の脅威(23%)や仕事を複雑にしている(19%)と考えている人は少なく、65%の人がAIを肯定的に捉えており、その理由として「仕事のプロセスが容易になる」(61%)、「重要なタスクに集中できる」(55%)といった意見が寄せられた。一方で、45%の人が業界においてAIの能力が過度に強調されているのではないか、とも感じている。
開発者の64%は、仕事にAIを活用していると答えており、おもな用途としてはコーディング(33%)、ドキュメント作成(29%)、調査(28%)、テストの作成(23%)、トラブルシューティング/デバッグ(21%)にAIを使用していると回答した。
一方、経験の浅いバックエンド開発者やフルスタック開発者は、経験豊富な開発者と比較してAIツールへの依存度が高いことも明らかになっており、次世代の開発者や専門技術職におけるAIへの依存度が高まっている可能性がある。
開発者に利用されているAIツールとしては、ChatGPT(46%)、GitHub Copilot(30%)、Gemini(19%)が上位を占めた。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です