「早くつくる」ために、ちりつもで工数がかかるものは初期段階から自動化を
続いて「早くつくる」ために重要な観点について考えていこう。短納期であればメンバー増員などさまざまな対策があるものの、今回は自分でもできる「つくるべきものに集中できる環境」に焦点を当てる。
南舘氏は「すぐできることとして、属人化する作業や繰り返しの作業は早めに自動化したほうがいいです」と推奨する。今回の開発では、初期段階からテストデータの生成やデプロイは自動化した。理由として南舘氏は「1回だけなら簡単でも頻度が高いものはちりつもで工数がかかるため。加えてヒューマンエラーの防止にもなります」と挙げる。
加えて、"自分の生産性が落ちる"。開発が進んでいくとチームに影響があるタスクが優先的となるので、断続的な作業があると集中力が途切れてしまい、工数が余計にかかってしまうことにもなりかねない。自動化するにも工数はかかるものの、長期的な目線で自動化すべきことは早めに自動化に着手したほうがいい。
"早くつくる"ためには作るべきものに集中できる環境を整えておくことが大事だ。最後に南舘氏は「いいサービスを生み出すために、いい開発をしましょう! 今日のお話から1つでも有効だと思うものがあったら、ぜひ採り入れてください」と述べて講演を締めた。
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