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Visual Studio Code向けTerraform拡張機能、言語サーバの改善によってワークスペースのメモリ使用量と起動時間を大幅削減

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 米HashiCorpは、Visual Studio Code向けTerraform拡張機能の最新版となるバージョン2.32にバンドルされたTerraform言語サーバ(バージョン0.34)によって、ワークスペースのメモリ使用量と起動時間が大幅に短縮されたことを、7月24日(現地時間)に発表した。

 最新のTerraform言語サーバの利用によって、ワークスペースを開く際の初期作業とメモリ使用量が大幅に削減されたほか、Terraform言語構造の並列読み込みが導入されたことで、瞬時の自動補完が可能になっている。

 Terraform言語サーバは、Visual Studio Code、Sublime Text、NeovimといったLSP互換エディタにおいてIDE機能を提供する。従来のバージョンでは、大規模または複雑なTerraform構成の初期読み込みに時間がかかり、リソースを大量消費することがあった。

 Terraformコミュニティからは、かねてよりTerraform言語サーバの効率とパフォーマンス向上が求められていたことから、今回HashiCorpはこの問題に対処すべくいくつかのTerraform構成要素からLSP言語機能を分離し、言語サーバがさまざまな構成要素に関連する作業を並行して処理できるようにするとともに、機能の起動時に行われる作業量を削減して、その作業をユーザーが最初にファイルを操作する際に行うよう変更している。

 さらに、言語サーバの起動時にワークスペース全体のプロバイダとモジュールのスキーマを取得するのではなく、ユーザーが現在作業しているファイルのみを解析してデコードするようにした。インデックス作成プロセスは、ユーザーが後で特定のフォルダ内にあるファイルを開いた時のみ、開始される。

 今回、導入された新たなインデックス作成プロセスのこのような仕組みによって、ワークスペースを開く際のメモリ使用量と起動時間が大幅に削減された。

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