シンガポールのCanalysは、2024年第2四半期における世界のクラウドインフラストラクチャサービスへの支出が、2023年同期と比較して19％増となる782億ドルに達したとする調査結果を、8月13日（現地時間）に発表した。
同調査によれば、企業のIT予算は再び成長に転ずる一方で、支出の大部分はAI関連の投資に向けられているという。上位3社のベンダであるAWS、Microsoft Azure、Google Cloudは、今四半期に合わせて24％成長し、総支出の63％を占めた。
AWS、Microsoft Azure、Google Cloudいずれも、AIを使用する顧客数が大幅に増加したことを明らかにしており、Google CloudのGemini 1.5やMicrosoft AzureのGPT-4o miniといった、新たなAI製品を継続的に導入し、AWSはクラウドプラットフォームのBedrockを通じて、Claude 3.5 Sonnetやその他のAPIを提供している。
第1位のAWSは、引き続き世界のクラウド市場をリードし、2024年第2四半期に33％の市場シェアを獲得した。今四半期の前年同期比の収益成長率は19％に上昇し、前四半期の業績を上回っている。
第2位のMicrosoft Azureのシェアは20％で、年間29％の成長を遂げた。2024年第2四半期における成長には、AIサービスが貢献したという。
第3位のGoogle Cloudは、10％の市場シェアを有し前年比で30％の成長率を記録した。
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CodeZine編集部（コードジンヘンシュウブ）
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