米Googleはオペレーティングシステム「Android」をタブレットで使用したときに、PCのようなウィンドウ表示を可能にする機能を開発者向けプレビューとして9月12日(現地時間)に提供を始めた。試用するには、Googleの「Pixel Tablet」にAndroid 15のQPR(Quarterly Platform Release)1 Beta 2をインストールする必要がある。また、Android Studioのプレビュー版で稼働するPixel Tabletのエミュレーターでも、この機能を試用できる。
Androidではタブレットでも、1つのウィンドウを全画面表示することしかできないが、今回の新機能によって、ウィンドウの大きさを変えたり、複数のウィンドウをそれぞれ部分的に重ねながら表示するなど、PCのようなウィンドウ表示が可能になる。
今回の新機能によって、ユーザーはウィンドウを好みの大きさに変えることが可能になる。そのためGoogleは開発者に、ウィンドウの縦横比が変わっても中身を問題なく表示できるようにアプリケーションを改修するように求めている。ほかにも、ウィンドウが最前面にあるときだけでなく、部分的に隠れている時でも、適切な表示を続けるようにしたり、複数のウィンドウの間で、カメラやキーボードなどの機器の使用権を適切に割り当てることも必要になる。また、同じアプリケーションで別の文書を開くために、複数のウィンドウを開けるようにすることなども求めている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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